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高音質を求め続ける方へ贈る! オーディオの使いこなし術をご紹介!(☆初心者からマニアまで☆)

バックロードホーンスピーカーの低音不足感を解決した方法とは?

バックロードホーンスピーカーは低音不足ではなかった!

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 バックロードホーンスピーカーが上手く鳴らないからといって、聴いていないのはもったいないかも?

 もしも、部屋の隅でほこりを被っているバックロードホーンスピーカーがあるのなら、一度(もう一度?)アナログレコードを聴いてみてほしい。

 

 

追い込めば追い込むほど、キツく感じる音

 

 メインシステムの10cmフルレンジ・バックロードホーンスピーカーのスーパースワンの音が、年齢とともに耳にハードに感じるようになり、audio pro AVANTO FS-20  ばかり聴くようになっていた。

 

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 オーディオ評論家の長岡鉄男氏が、夢の中で思いつき設計したスーパースワンも20年以上経過している。

 フォステクス からFE108の限定ユニットが発売されるたびにユニットを交換してきた。

 長岡鉄男氏が亡くなられてから発売されたユニットは、20年以上前のエンクロージャーには合わなくなってきた為か、スーパースワン が思い出の飾りものとなりかけていたのだ。

 

 バックロードホーンは、軽いフルレンジのユニットの裏からでる音(空気)を逃がさないようにしてホーンロードという負荷をかけて低音を補う構造となっている。

  

 スピーカーにはいろいろな方式があり、それぞれに個性があるが、 市場のスピーカーは、コンパクトでも低音感が得られて設計がしやすいためなのか?バスレフ型が多い。

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 バックロードホーンはバスレフポートと違い、ユニットが取り付けられている空気室のヘッド(スーパースワン の場合)と2m程の折り返しホーンを通過しながら中高域が減衰し、且つ低音の空振りをなくしてユニットの正面から出る中高域とバランスさせるという設計。

 

 ユニットとホーンは、「フルレンジ+ウーファー」のような関係と考えられるが、電気的に中高域をカットした低音ではないためか、ホーンによる中音域でのクセが感じられる時がある。

 

 低音は約2mもの長さのホーンを経て出てくるので、ユニットの正面から出る音よりも時間的に遅れているのはずなのだが、実際には強力な磁器回路で軽い振動板の立ち上がりが速いフルレンジの低音が増強されている為か、聴感上は低音の遅れを感じない。それどころか、バックロードホーンはハイスピードで腹に響く良質な低音が魅力的。

 

 しかし、立ち上がりの速い低音は立ち下がりも速いので、低音のキレが良い反面、重たいウーファーのようなコッテリとした低音を感じにくい。

 

 デジタルが進化し、ノイズの少ない信号を艶やかな音にするケーブルや解像度を求めたアクセサリーを導入すればするほど中高域の目立った音になり超強力磁気回路の軽量振動板ユニットを搭載したバックロードホーンスピーカーで聴くと低音不足に聴こえがちになる。

 

audio pro スピーカー AVANTO FS-20 を高音質に鳴らそうとすれば、今度はバックロードホーンのスーパースワン から出る音は、ますます中高域やホーンの癖に引っ張られて低音を感じられなくなってきた。

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 なんとか高能率バックロードのスーパースワンを良さを活かそうと、いろいろトライした。

 スピーカーケーブルを昔使ってたキャプタイヤケーブルにしたり、RCAケーブルをVVFコードにしたり、ヘッド部の吸音材を変えたり(増やしたり)、ラックスマンの真空管ハーモナイザーをネットワークプレーヤーとアンプの間に導入してみたり、、。

 

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 それぞれ音が変わったのは確かだが、音楽を聴いていて胸が高鳴る、とまでは行かなかった。

 

  

スーパースワンの低音に希望が見えた音工房Zのキット

  

 スーパースワン の音に聴き疲れてきたので他に何か良い方法はないものか?

 

 ある時、スーパースワン用の低音改善の為のキットが音工房Zから発売しているのを知り、あまり期待もせずに試す事とした。

 

 

 D101Sスーパースワン低域量感調整キット

 

 下の写真は、私が実際にスーパースワンに取り付けて余ったキットの木片。

 Amazonや楽天、Yahooショッピングと色々探してみたが、残念ながら今では音工房Zのスーパースワン 用の調整キットを販売されているところが見当たらない。

 ヤフオクなどで出品されている可能性もあるので、気になる方はたまに覗いてみるとよいかもしてない。

 

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 その音工房Zの D101Sスーパースワン低域量感調整キットをホーンの開口部に取り付けすると、中音域の癖がなくなり低音が伸びてくるという優れもの。

 

 早速購入し梱包を開けると、合板をカットした板切れが数枚と取説が入っていたのを見て、「これは高い買い物をしたなぁ〜」というのが第一印象だった。

 

 取説を見ると、大きさの異なる板切れを組み合わせたりしてスーパースワン の背面のホーンの開口部に隙間を開けつつ、塞ぐように貼り付けるだけとの事。

 まあ、せっかく購入したので100均で買ったクランプでホーンの開口部に仮止めし、ネットワークプレーヤーでAIFF音源やハイレゾ音源など再生してみた。

 

 すると、聴いてビックリ!!

 

 中音域の共鳴音の癖がなくなり、スーパースワン から初めて聴くような弾力のある低音が出た事には驚いた。

 

 そして仮止めではなく、音工房Zのキットを接着剤でしっかりと固定した。

 

 寝室のAVシステムに使っているテレビ台兼用のスピーカーも長岡鉄男氏設計のAV-1Mk2というもので、これもバックロードホーンスピーカーの構造をとっている。

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 音工房Zに質問をして、アドバイスをもらいながら見よう見まねで開口部に取り付けるキットを真似てベニヤ板で自作し取り付けてみた。

 流石にスーパースワン の強力なユニットから出る音とは違うが、かなりテレビ放送のアナウンサーの声が聴き取りやすくなった。

 サブウーファーも鳴らすと低音の繋がりがかなり良くなる事に気づく。

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 映画でサラウンド再生している時は、「癖も音のうち」と割り切っていたのが、開口部に板切れを取り付けただけなのに、かなり音楽再生もイケてる音に変わった。

 

 既に購入が困難な商品を紹介して読者の方の問題解決にならないのが心苦しいが、15mm厚の合板などで15mmから数センチの幅の板(棒)を何種類か用意して、バックロードホーンの開口部を少しずつ塞ぐように両目テープなどで貼り付けてみれば音の変化に気づいていただけると思う。

 

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アナログレコードで再生してみるべし!

 

 audio pro スピーカー AVANTO FS-20  はスーパースワン と比べると癖が無く派手さも無いが、暖かい中域や低音に安心感を感じる。

 

 しかし派手さが無い分、物足りなさを感じる事もあり、ケーブルやインシュレーターや怪しげなスーパーツイーターなどアクセサリーで高域の艶を重視してチューニングしていた。 

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 ソースはCDプレーヤーやネットワークプレーヤーのN70Aがメインとなり、CDからリッピングしたデータやSpotifyやAmazon musicやDeezerなどのサブスクリプションを音源としていた。

 

 

 

 

 

 電源ケーブルもAETやオヤイデ、自作でフジクラCVS3.5にパラジウムの電源プラグを組み合わせたりして、fs-20 からシャープな高域と全体的なパワーとスピード感を引き出すケーブルセッティングをしていた。

 

 しかしスピーカーの切り替えスイッチをスーパースワン にして聴くとかなり聴き疲れする。

 

 FS-20 を鳴らそうとすればする程、スーパースワン の音は鋭く、サックスやトランペットなど耳に刺さるようになり低音感も不足していた。

 

  最近は、サブスクで音楽をつまみ食いのような聴き方をするようになり、じっくりアルバムを楽しむ事も減った。

 

 昔はやっと買ったCDをしゃぶり尽くすように聴いていたが、便利なサブスクのデジタル音源ではいつしかアルバムを通して聴く事がなくなり、かつてのように音楽そのものを楽しめなくなっている自分に気がついてきた。

 

 そろそろスーパースワン とfs-20を処分して、それを元手にスピーカーのグレードアップを図ろうと物色し始めていた頃だっだ。

 

 InstagramやTwitterなどを眺めていると、結構アナログレコードの写真や話題がアップされている。

 

 いつしかスピーカーの買い替えよりアナログレコードに関心を持つようになってきた。

 

 そして、マイカーの車検がかなり安くなる方法があったので、その浮いたお金を使ってレコードプレーヤーを購入する事にした。 

 

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 思いのほか【楽天車検】での費用がやすかったのでレコードプレーヤーの購入が具体化した。

オーディオを始めてから30年が過ぎて、初めてのレコードプレーヤー導入することになった。

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 どうやら数年前からアナログレコードのニーズが増えてきて、レコードプレーヤーが各オーディオメーカーから発売されている。

 

 初めて買うアナログプレーヤーは安くても音質に拘ったものを探すとTEACに行き着いた。

 

 ダイレクトドライブのTEAC ティアック TN-4D-WAベルトドライブの TN-3B-CH

と迷ったが、あえて奥行き感の出るといわれているベルトドライブを選んでみた。

 

TEAC  TN-3B-CHはベルトドライブでもプラッターの外周にゴムベルトを掛けて駆動する外掛けベルト駆動タイプで安定感が期待できるし、見た目にも外掛けベルトがいかにもアナログレコードを再生しているというビジュアルが所有力をそそる。

 

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 初めて自分のオーディオシステムでマイルスやコルトレーンやビルエバンスのレコードを聴くとaudio pro のスピーカー AVANTO FS-20 から流れてくる深みのある音の表現に関心する。

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 次はスーパースワンでアナログレコードを聴いてみる。

  

  初めてバックロードホーンで聴くアナログレコードの音にビックリ!!

 

 水を得た魚のように、スーパースワン が鳴り出した。

 今まで気にしていたスーパースワンの低音や中高音の癖が全く感じられない。

 音量を上げても耳に刺さらない。

 

 低音は信じられないほど深く伸び、ウッドベースが唸り、中音域のサックスも色気がたっぷり感じられる。

 驚いたのがダイナミックレンジの広さで、音楽が感情豊かにダイナミックに鳴る。

 高域のトランペットも勢いよく出ているのだが耳に刺さらないのに突き抜ける。

 

 決して周波数が広がるはずは無いのに、60年代のジャズのウッドベースも豊かな音で鳴るのは驚きだ。

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 RCAケーブルも吟味し、デジタルで聴いていた音とは別世界が広がる。

 

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 決して高級では無いアナログレコードプレーヤー TN-3B-CH のでここまで良い音が鳴るとは全く思っても見なかった。

 

 バックロードホーンのスーパースワンの低音は、レコードによっては音圧で部屋の何処かでビリつくほどエネルギーがみなぎっている。

 

 スーパースワン とは20年以上の付き合いだが、今まで実力を発揮させず処分しようとまで考えた事に申し訳けなく思った。

 

 デジタルでも高級なDACや高音質なハイレゾ音源では評価が違ってくるかも知れないが、少なくともパイオニア のN70Aから出力されるCDのリッピングデータやサブスクの圧縮デジタルの音とアナログレコード盤の違いは明らかだ。

 

 アナログレコードでは、古い録音やCDで聴いて冴えなかったアルバムもスーパースワン では豊かに聴こえる。

 

 最近は3way4スピーカーのfs-20 よりも10cmフルレンジバックロードホーンのスーパースワンで鳴らす事の方が多くなった。

 

 奥行き感や楽器の響きや伸びやかさが素晴らしい。

  

 同じマスター音源ではないにしろ、持っているCDで聴いていたアルバムとレコード盤とでは全く音の表情が違う。

 

 今まではボーカル以外は、楽器が鳴っているという感覚だったのが、アナログレコードではアーティストが楽器を使って演奏しているという事が伝わってくる。

 

 またカートリッジ交換で音の違いが明確に現れてくるのも面白い。

  

 もし、昔自作したバックロードホーンスピーカーが眠っていて、まだアナログレコードを聴いた事がなければらレコードプレーヤーの導入を強くおすすめする。

 

 14万円で買ったネットワークプレーヤーよりも5万円ほどのTEAC ティアック TN-3B-CHアナログプレーヤーが低音不足で悩んでいたバックロードホーンスピーカーの救世主となってくれた。

 

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 今回初めてレコードプレーヤーを自分のシステムに導入してみて、アナログレコードはノスタルジーを求める為でなく、高音質を追求する事を目的として導入するべきだと強く思った。

 

 最近は30年前に購入したお気に入りのCDを、せっせと中古レコードで買い直して綺麗に洗って聴いている。

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 尚、デジタルも今まで積み上げてきたもので、その利便性に気づかされた事もアナログレコードを導入して改めて気がついた。

 

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 今後アナログレコードとデジタルプレーヤーは、共存していくつもりでいる。

 強力なハイスピードユニットのバックロードホーンスピーカーが、決して低音不足では無い事を初めてアナログレコードで体験できた。

  趣味のオーディオがアナログレコードプレーヤーの導入によって、残りの人生を豊かにすると約束してくれたような気がする。 

 

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2021年9月11日更新

2020年8月1日 投稿

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