TEACのレコードプレーヤーのカートリッジ
【もくじ】
・付属のカートリッジはオマケではなかった!
オーディオ機器に付属するものといえば、赤白のRCAケーブルや電源ケーブルを思い浮かべる。
付属というと、機器を購入してとりあえず音が出せるオマケ的なものを連想する。
しかし、先日記事にしたラックスマンのプリメインアンプの電源ケーブルは、音質が良いので単独で販売されるほどの代物だった。
👇LUXMAN電源ケーブルの記事
・TN-3Bのカートリッジ
私が購入したTEACのレコードプレーヤーTN-3B にもカートリッジが付属していた。
赤白ケーブル同様、お試しのカートリッジとばかり思っていたのだが、実際は全く違っていた。
・初めて交換したカートリッジ
初めて購入したレコードプレーヤーの音に大変満足していた矢先のことだった。
不注意でレコードプレーヤー購入後1ヶ月も経たないうちにカートリッジの針を折ってしまった。
交換針を購入しようと思ったが、気が進まない。
それで、新たに別のカートリッジを購入することとした。
購入したのはオルトフォンのヘッドシェル付きのMMカートリッジで、真っ赤なルックスの良いものだった。
オルトフォンと言えばオーディオマニアなら殆どの人が知っているデンマークの超有名メーカーだ。
初めてカートリッジを交換するのに簡単なヘッドシェル付きである。
音の評判も悪くなさそうなのでそれを選択した。
👇オルトフォンのカートリッジに取り替えた記事
・オルトフォン漬けの3連休
丁度3連休だったので、新しいカートリッジをじっくり聴くことができた。
オーバーハング調整や針圧調整はもちろんのこと、ヘッドシェルの防振対策などもして徐々に音もこなれてきた。
しかし、あの時のような感動が湧いてこない。
トールボーイスピーカーのaudio pro fs-20からはオルトフォンに変えてクッキリした明快な音になり良かったのだが、バックロードホーンのスーパースワンからは、初めてレコードの音を聴いたあの感覚が湧いてこない。
・オーディオテクニカのカートリッジに戻してみると。
オルトフォンのカートリッジを使い倒して3連休も3日目に入った。
何度もオーバーハングや針圧を調整しなおしてはレコードを聴き、気がつけば夕方になっていた。
オルトフォンのカートリッジの音もだいぶ分かってきたので、TEACのレコードプレーヤー付属のカートリッジに戻してみる事とした。
実は、付属のオーディオテクニカのカートリッジの交換針も手配していたのだった。
オルトフォンを取り外し、オーディオテクニカもゴムリングワッシャーから自作の鉛のリングワッシャーに交換した。
もちろん0バランス調整、針圧調整も行った。
オーディオテクニカの付属のカートリッジに戻し
ターンテーブルのスイッチを入れ、レコードに針を落とすと、、、。
あの音が蘇ってきた!!!
私はてっきりアナログレコードの音がスーパースワンと相性が良かったとばかり思っていたが、それは違っていて付属のオーディオテクニカのカートリッジとの相性が抜群に良かったのだと初めて理解した。
この前の3連休もハウリング対策で格闘したが、今回の3連休もアナログレコードの奥の深さを垣間見たような気がする。
もしこの記事を読んでくれている方でレコードプレーヤーを購入し付属のカートリッジを使わずに、別のカートリッジを取り付けているのなら、一度付属のものを聴いてみることをオススメする。
一度も使わずに眠らせているとしたら、それは結構な損をしているかもしれない。
ラックスマンの電源ケーブル同様、付属のものがオマケ程度のものとは限らない事を今回も学ばせてもらった。
TEACのレコードプレーヤー TN-3B 付属のカートリッジは、オーディオテクニカ AT-VMN95 for TEACというものだが、今のところAmazonや楽天などでもオーディオテクニカのAT-VMN95Eとして同等のものが販売されている。
🌟ヘッドシェル付き
|
価格を見てびっくりしたが、かなり安い。
私の買った交換針の金額にあと1,000円足すだけで、カートリッジそのものが買えていたのだった。
初心者にも優しいヘッドシェル付きのものも販売されている。
<カートリッジ対決の結果>
オーディオテクニカはスーパースワンと非常に相性がよく、オルトフォンはaudio-pro fs-20と相性が良さそうなので、手放さずに併用していこうと思っている。
✅カートリッジの使いこなしのほかにも高音質再生の手法を記事にまとめています。
👇もっとレコードを高音質で聴きたい方はこちら👇
2020年3月23日