レコードプレーヤーはRCAケーブルの交換で激変する!
昔のレコードプレーヤーから出ているケーブルはトーンアームの先にあるカートリッジへとつながっている。(プレーヤー内で接続されている)
これをフォノケーブルというが、最近のレコードプレーヤーにはRCAなど出力端子が取り付けられており、アンプのフォノ端子やフォノイコライザーへ接続するRCAケーブルを自分好みのものに交換できるようになっている。
CDプレーヤーなど同じくアナログレコードプレーヤーのRCAケーブルを交換すると音が変わり、好みの音に追い込むためにケーブル交換を楽しむことができる。
【もくじ】
RCAケーブルをMOGAMI2549に交換してみた!
TEACのレコードプレーヤーとLUXMANのプリメインアンプを繋ぐRCAケーブルは、audioquest というメーカーのSideWinderというものを使っていた。
*上記はaudioquestの最近のRCAケーブル
既に販売完了となっている古いケーブルだが、CDプレーヤーやネットワークプレーヤーで特に不満はなく艶やかな音で気に入っていた。
以前に自作したMOGAMI(モガミ)2549のRCAケーブルが押し入れのパーツ入れに残っているのを見つけて、レコードプレーヤーのケーブルとして繋げてみた。
⭐モガミ2549
MOGAMI2549は、機器やセッティング、録音の良し悪しなどを素直に出してくるので、私にとってリファレンス的なケーブルという位置づけにしている。
従って”お助けケーブルではない”MOGAMI2549のRCAケーブルで、ありのままの音はどうなのか? という様子をみる気持ちでレコードを再生してみた。
ところが、
⭐これが結構いい感じに鳴ってくれたのである!
少ない手持ちのレコードを何枚か聴いたが、audioquesutのSideWinderのような艶々感は無いが、ジャズのピアノ、サックス、ドラム、トランペット、ウッドベースなど、ミュージシャンが楽器を鳴らしている!という感じが伝わってくるではないか!
ケーブルを交換したときは、今まで気づいていなかった音が聴こえてくるものなので、そんな珍しい話ではないのだが、聴けば聴くほどレコードの音の良さに引きずり込まれる。
連休にはもっとレコードをゆっくりと楽しもうと思っていたのだが、、、。
MOGAMI2534でシステムが生まれ変わった!!
先日、久しぶりにRCAケーブルを自作してみた。
使った線材は、MOGAMI(モガミ)2534である。
⭐モガミ2534
⭐このMOGAMI(モガミ )2534 のRCAケーブルをレコードプレーヤーに繋いでみたらトンデモナイ音で鳴りはじめた!
アナログケーブルを久しぶりに自作して交換したら、えげつない音で鳴った!🤩🔥⚡️☄️💫🌪💥
— 🗣audiojazz/団地住まいのサラリーマンによる人生を豊かにするオーディオ幸福論 (@audiojazz1969) 2020年4月29日
60年代のライブ会場に行っておりました。😀 pic.twitter.com/zM0q6m0poh
特に驚いたのが、マイルス・デイビスのライブアルバムだった!
⭐フォア・アンド・モア
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「フォア・アンド・モア」という1964年のライブアルバムで、かの有名な「カインド・オブ・ブルー」のような気品あふれる芸術的な演奏とは異なり、このライブアルバムはアグレッシブな演奏が素晴らしい。
しかし、特に10cmバックロードホーンのスーパースワン で鳴らすと低音から高音までのレンジが狭く、時に喧しく聴こえて非常に惜しいと言うか、もどかしい感じがしていた。
⭐レコードプレーヤーにモガミ 2534 のRCAケーブルを繋ぐと、一気に音がワイドになり「フォア・アンド・モア」が凄まじいライブ演奏だった事を思い知らされてしまった!
ちなみにカートリッジはオルトフォンのMM型を使っている。
⭐オルトフォン
それをオーディオテクニカに戻すと、さっきまでの音が何処に行ってしまったのか?と言うぐらい冴えない音になってしまった。
そこでモガミ 2549に戻す。
こちらの方がオーディオテクニカには相性が良い事もわかった!
TEACのレコードプレーヤーは決して高級プレーヤーではなく、どちらかと言えば、俗に言うエントリーモデルとして取り上げられている。
私は昔から「エントリーモデル」という言葉に違和感を感じる。
今回は、そんなカテゴリーはどうでも良いと思うほどの音質で鳴ったのは大変な驚きだった。
改めてアナログレコードの音楽を再生させるとうポテンシャルの高さを見せつけられたのだ。
そしてスーパースワンが質の良い音声信号を入力すると凄い事になると言う事も今更ながら思い知らされた。
静電容量の低いMOGAMIの2534と2549
なぜMOGAMIのケーブルはレコードプレーヤーと相性が良いのだろうか?
静電容量の低いケーブルはMM型やVM型のカートリッジと相性が良いらしい事を後で知った。
MOGAMIの2534と2549は 「65pF/m」と静電容量が低い値である。
カートリッジとケーブルとの間でこのような相性があるとは思っても見なかった。
しかし、このあと更にアナログレコードの世界が楽しくなるものを知ることになるとは!?
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2020年5月1日