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高音質を求め続ける方へ贈る! オーディオの使いこなし術をご紹介!(☆初心者からマニアまで☆)

メーカー製のスピーカーを高音質化してみた!【audio pro FS-20の改造記録】

トールボーイスピーカー audio pro FS-20を飛躍的に高音質化する方法

※注意書き

スピーカーへの対策や改造は故障覚悟の自己責任で!

 最初にお断りしておくが、この記事は市販のメーカー製のスピーカーに手を加えて自分好みの音質を追求する手法を紹介したものである。

 スピーカーのユニットを外して行う必要があるため、作業中に大切なスピーカーにキズをつけてしまったり、スピーカーのみならずオーディオ機器類を破損させてしまう恐れが多分にある。

 破損や傷がつくのを覚悟できる方以外は絶対に真似をしないで欲しい。

 また、対策をして必ずしも音質が良くなる保証はない。

 それでも音質を追求してみたいという方は御一読いただければと思う。

 

 

ハイコストパフォーマンスモデル!でもコストダウンの影響がある


 ハイコストパフォーマンスのトールボーイスピーカー audiopro FS-20を購入してから数年経つが、今までユニットを外してエンクロージャーの内部を見たことがなかった。

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 若い頃は購入したスピーカー やオーディオ機器の中身がどのようになっているのか?興味津々だった。

 ダイヤトーンの30cm 3wayスピーカー のDS-77EXは何度もウーファーを取り外し内部の改造を試みてユニットの取り付けネジをバカにさせてしまうほど実験台と化して壊れてしまい遠い昔に処分してしまった。

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 自作スピーカー の10cmフルレンジバックロードホーンのスーパースワン も歴代の限定ユニットは既に手元にはない。
 ユニットを外しては手を加え、吸音材や内配線の交換などを散々してきた。

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 30数年前のオーディオ機器は各メーカーが凌ぎを削り物量投入していた。

 スピーカー ユニットのフレームはダイキャストで頑丈なものが使われ、エンクロージャーには35mmの板を使ったバッフルなんかは1本59,800円スピーカー でも珍しくなかった。

 今、このような物量投入した商品は高額なものにしか見当たらなくなった。

 最近の比較的安く買えるスピーカーはコンピュータによる解析でエンクロージャーやユニットが最適化されているとはいえ、コストダウンのしわ寄せはどこかある。

 スピーカーユニットは強力なマグネットを使ってダイキャストフレームで固定して欲しいところをプレスで型抜きしたフレームのユニットを使わざるおえないであるとか、ユニットの固定ビスの数を6箇所から4箇所に減らすとか、吸音材の材質を単一化するとか、ネットワークの固定やエンクロージャーの材質や強度、仕上げ、スピーカー端子などなど販売価格に見合うコストダウンを図らざるおえない。

 日本のメーカーのコストを掛けまくった59,800円クラスのスピーカーを当時リアルタイムに使っていたが、そんな物量投入されたスピーカーでも当時は当時で音楽性に欠けるなど賛否両論あった。

 大事なのは完成度の高さで、出て来た音が勝負なわけである。

 好みのデザインで、出て来た音が自分にピッタリハマればよい。

 いくら世間の評価が良くても、騙し騙し鳴らしているのでは不幸である。

 私は自作したスーパースワンに手を加えて自分好みの音に近づけようとして楽しんでいるが、メーカー製のスピーカーもコストダウンの影響を受けている部分に手を加えれば化けることがある。

 メーカーがコストダウンするために妥協した箇所を対策してみると高音質化することが期待できる。


スピーカーユニットの取り外し

   メーカー製のスピーカーに手を加える場合は概ねスピーカーユニットの開口部からエンクロージャーに手を入れて作業を行うのだが、audio pro FS-20はミッドレンジユニットが簡単に外せない。

 スピーカーユニットはビス留めされているはずだが、取り付けビスを隠す為の化粧リングカバーが施されているのである。


 これで今まで手を出そうとしても何度も諦めてきたが、最近ラックスマンの真空管フォノイコライザーに手を加えたり、昇圧トランスのケーブルを交換したりと自分で手を加えて音質を向上させる事に味をしめていたので、傷がつくのを覚悟でスピーカーのユニットを外してみた。


 化粧リングカバーを外すための専用工具など持っているはずもなく、強引に先日購入したシェルリード線を交換するためのピンセットのようなペンチ(ニードルノーズベントプライヤー)を使用した。

 

トップ (TOP) ニードルノーズベントプライヤ 先端1.2㎜ ※ギザなし 先端60°ベント仕様 バネ付き NN-100B

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 FS-20のバッフル面はレザー調のビニールシートで仕上げられている。

 少し爪で押しただけでも傷が付いてしまう程柔らかい。

 背に腹は代えられないので、ユニットの化粧リングとレザー調バッフル面の隙間に尖ったプライヤーを差し込んで少しづつテコの力を掛けてこじ開けた。

 

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 やっぱり傷がついてしまった。

 

 後になって色々調べてみたが KTCというメーカーのリムーバーが評価が良さそうだった。

 化粧リングカバーの取りはずしという第一関門を突破したのであとはプラスドライバーを使ってユニットを固定している4本のビスをはずすだけだ。

 しかし、これが意外と難航する。
 ビスを外してもユニットのフレームがエンクロージャーからなかなか外れないのである。 

 ここまで来たのだから諦めるわけにはいかない。

 ユニットのフレームもシェルリード線の交換用に購入した先の尖ったプライヤーでコジコジしながら何とかはずす事ができた。

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 化粧リングカバーもユニットのフレームも少量のブチルテープと接着材でバッフルに固定されていた。

 しかし、何より気を付けなければならないのはユニットの振動板である。

 多少エンクロージャーの正面バッフルが傷ついてもさして音には影響しないが、ユニットの振動板に穴を開けてしまってはガッカリどころの話ではない。

 左右のスピーカーを合わせて全部で4つのユニットを外したが、幸いな事にどのユニットも無事だった。

 流石に尖ったプライヤーでレザー調のバッフルを傷がつけてしまっが、2m離れたリスニングポジションではパッと見た目にはわからない。

 繰り返しになるが、ユニットをうまく外すには、やはりリムーバーなどの工具は必要だと思う。

 

スピーカーユニットの防振対策 

 スピーカーユニットは簡単にいうと磁気回路と振動板で構成されており、それらはフレームによって支えられている。

 オーディオラックやスピーカースタンドもそうだがシッカリした材質で強度が高いほうが音質には有利だ。

 しかし、ダイキャストフレームのスピーカー ユニットは価格が高い。

 プレスフレームが全てダメというわけではないが、フレームの厚みが薄いと振動板の振動がフレームに伝わり、フレームが自体が鳴く。

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 フレームの鳴きはユニットの振動板に逆戻りして再生音を濁らせてしまう。

そこで、このフレームの鳴きを止めることによって音質を改善しようと目論んだ。

 

 鳴きを抑えるには、フレームに鉛テープやブチルゴムテープを貼ると良い。

 

 

 

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 この方法は昔メーカーの製品でも行われているのを見たことがある。

 防振はフレームだけでなくマグネットにも施すのも効果がある。

 スピーカー ユニットの防振対策の効果でボーカル帯域や高音のキツさ雑味がとれる。

 

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 あまりベタベタと貼りまくるよりも、フレームを叩いて鳴きがおさまる程度が良い。

 やりすぎは音を改善するどころか音が死んでしまい面白くなくなってしまう。

 ちょうど良くなるところを自分の耳でさぐるのである。

 ブチルゴムテープはかなり強力なので後で剥がすのがかなり大変なので少しずつ貼って様子をみるほうが良い。

 

 

 

 

吸音材を見直す

 密閉型のスピーカーはバスレフ型と違って、ユニットの背面から出る音を殺さなければならない。

 

 従ってエンクロージャーの内部は吸音材で埋め尽くされているのが密閉型のエンクロージャーとしては一般的である。

 FS-20のミッドレンジの箱は吸音材をほぐして体積を増やし、ユニットの背面の空間をふんわりと埋めている。

 しかし、上下2つあるミッドレンジユニットの下側のユニットまで吸音材が貼られていない事に気付かされる。

 吸音材はユニットの内部配線に引っ掛けるように折り曲げられており下まで到達していない。

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 これを見て最初はミッドレンジユニットがまさか密閉箱に入っていたとは思わなかった。

 手を突っ込んで探ってみると密閉の箱状になっている。

 密閉箱なのに吸音材が隙間なく詰まっていない。

 これは音質的にメーカーの意図した事なのか?

 または、製造工程での止む終えないことなのか?分からない。 


 FS-20の中域は温かみのある音だが、普段からスーパースワン を聴いているので中高域の立ち上がりやキレに物足りなさを感じていた。

 多少癖が出ても良いので、吸音材の厚みを減らして少しでも情報量を増やして明快な音にしたかった。

 

 スーパースワンで好結果だったので既存の吸音材を取りはずし、代わりに薄手のウールの吸音材をユニットに対向する面に貼った。

 

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・下の写真の右側が入っていた厚みを増すようにほぐされた吸音材(エステルウール)

・左側は入れ替えた薄手のウール(羊毛)の吸音材(PARC Audio DCP−A001)

ウール吸音材 DCP-A001

ウール吸音材 DCP-A001

  • メディア: エレクトロニクス
 

 

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 結果、単純に吸音材を入れ替えるだけではあまり良くなかった。
 吸音材を減らすことで明るめで立ち上がりが良い音を期待していたのだが、音の輪郭や密度感が逆に不鮮明でやらない方が良かった。


 改めてエンクロージャーを覗き込んだり、手で探ってみたら、ミッドレンジのユニットのところだけウーファーと隔離されているような造りになっていた。

 

 FS-20の構造はウーファーの取り付けられたバスレフ箱の中に密閉型の小型スピーカーが埋め込まれているのである


 ミッドレンジユニットはウーファーと350ヘルツでクロスオーバーされているので低音はカットされてはいるが、スパッと切れているわけではなく最低域にむかって減衰しているだけで低音は鳴っているのである。


 昔流行った59,800円のスピーカー の多くは、ツイーターとスコーカーとウーファーからなる3wayでミッドレンジが8cmなど口径が小さく、実際に振動板を触ってみたり、耳を近づけてみても低音は感じられなかった。

 

 しかしFS-20のミッドレンジは13cm口径もあり、それが2つ使われている。
 
 いくらネットワークで低音を減衰させても、もともと低音の出ない小口径のスコーカーとは訳が違い、ウッドベースやバスドラムなどと明確にわかる様な低音がしっかり出ている。

 これはダブルウーファーの2wayの密閉型スピーカーとして扱うほうが良いのではないか?

 それで、吸音材はもとに戻し更に反射音を無くすように貼り増しする事とした。

 もともと入っていた吸音材をもとの通り戻し、更にユニットのすぐ下の密閉箱の底面に相当する部分と背面のスピーカーケーブルが貫通している箇所の下の板が露出している部分にも先程の薄手のウールの吸音材を貼り増ししてみた。

 

 尚、古いスピーカー は結構吸音材が沢山詰め込まれている場合があり、音の立ち上がりや細かい音を犠牲にしている場合が多いので吸音材は減らすほ方が概ね良好な結果が得られるのだが、これはヒヤリングしながら決めて行くしかない。

 また元に戻せるように吸音材がどのように貼られているか作業前に写真を撮っておく事をおすすめする。

 

 

 

 ユニットを戻し改めて聴いてみる。


 すると先程の掴みどころのなかった音が密度感を増し明確に聴き取れるようになった。

 更に驚かされたのは、最低域がぐんと伸びてベースの存在感が増した事だ。

 これはミッドレンジの音の変化がエンクロージャーのサイドについている20cmウーファーの低音になんらかの影響をもたらしたと思われるが、今まで聴こえなかった音に耳を奪われ、聴こえていた音が逆に聴こえにくくなっているとも言える。

 デメリットを容認出来るくらいメリットが上回れば良しとする。

 

 しばらく聴いているが、ミッドレンジユニットのフレームやマグネットの防振と吸音材の見直しでFS-20の音質はかなりアップした。

 

 

ウーファーへの対策

 FS-20のウーファーはエンクロージャーの側面に付いている。

 サランネットを外すとすぐにフレームを固定するネジの頭が見えるので簡単にユニットを外せる。

 

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但しプラスドライバーではなく六角レンチが必要だ。

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ウーファーユニットのフレームもプレスの型抜きで叩けば鳴る

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プレスのフレームにブチルゴムテープを貼り共振を吸収する

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 マグネットには通気穴が空いているので、穴を塞がないようにブチルゴムテープをくり抜いて貼った。

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 なお、ブチルゴムテープのセパレーターは外しておいた方が良いが、FS-20はウーファーに対してエンクロージャーの奥行きが浅くブチルゴムテープが吸音材が引っ付いてしまうのでセパレーターは付けたままにしている。

 


 更にウーファーに対しての吸音材はエンクロージャーの底面には貼られていなかったので薄手のウールの吸音材を敷いた。

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 ウーファーはバスレフのエンクロージャーそのものについているので、吸音材はあまり詰め過ぎない方が良く、別に追加しなくてもよいが反射が気になるため気休め程度にしておいた。

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 低音の量感が減ったり、気に入らなかったらあとで吸音材を外せば良い。

 

 

ツイーターへの対策

 FS-20のツイーターを取り外すにはかなりリスクが高いのでユニットを外さず作業した。

 

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 ミッドレンジユニットの穴から手を入れてツイーターのマグネットに触る事が出来るので手探りでマグネットの裏と化粧フレームの裏側にブチルゴムテープを貼った。

 このツイーターはコストダウンのためか薄いプラスチックの化粧を兼ねたフレームと一体になっており叩けば鳴るし、同じ密閉箱内に取り付けられているミッドレンジユニットからの振動の影響を受けやすい。

 

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 尚、私の経験から言うとツイーターのマグネットにブチルゴムを貼ると概ね刺々しさがなくなり綺麗な音にはなるのだが、やり過ぎると音に輝きが無くなりつまらなくなるというデメリットもある。

 今回は外部からの振動の影響のほうが多そうだったので防振に徹した。


バスレフダクトへの対策

  コストダウンを図ったバスレフ型スピーカーのバスレフポートは薄いプラスチックか紙のパイプが多くウィークポイントの一つである。

 バスレフポートはヘルムホルツの効果を利用して盛大に共振し猛烈に空気が出入りする箇所である。

 共振する空気の振動、いわゆる低音のみが鳴れば良いがプラスチックなどバスレフポートの材質の固有音が付帯音となって音を濁す恐れがある。

 このバスレフポートの鳴きを抑えると低音域から中音域の音質が良くなる場合がある。

 FS-20のバスレフポートも叩けば薄いプラスチックの音がするので、ウーファーを取り外してエンクロージャーに手を突っ込んで手探りでブチルゴムテープを巻いた

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 これでバスレフポートの鳴きはかなりおさまった。

 低音の締りと中音域の濁りが改善するはずだ。

 

 

ユニットの内部配線のハンダ付け(上級者限定)

  この手法は、あまりおすすめしない。

 記事にするのもやめようかと思ったが、かなりの効果を発揮したので記すことにした。

 但し、スピーカーを自作する方やハンダ付けに慣れている方以外は出来ればやらない方が良い。

 何故ならユニットを壊して取り返しが付かなくなる可能性があるからだ。

 あまりこの様な言い方はしたくないが、やるなら覚悟の上で自己責任で行って欲しい。


 スピーカーユニットはファストン端子というもので内部配線が接続されている。

 

(ウーファーユニットの接続状態)

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(ミッドレンジ用ユニットの接続状態)

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 ユニット側にプラスとマイナスのオスの端子がありケーブル側に取り付けられたメスの端子に挿し込むようになっている。

 音声信号の接点となっているこのファストン端子がシッカリと噛み合っていれば良いのだが、結構スカスカな場合がある。

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 ファストン端子は、スピーカー の製造過程でユニットの取り付けをハンダで行うよりも効率が良いためかメンテナンスの事を考え脱着しやすくする為だと思うが、オーディオにとって大切な「接点」が音声信号の最終地点であるスピーカー ユニットのところで不安定ではいくら良いスピーカー ケーブルを使っても台無しだ。

 

 私の持っているFS-20のファストン端子は結構圧着が緩く心許ないので思い切って切断し新たにケーブルの被覆を剥いてユニットの端子にハンダ付けする事とした

 

 ハンダは和光テクニカルの銀入り無鉛ハンダを使った。

 

 他にも評判の良いハンダがあるので好みで選ぶと良い。

 

 無鉛ハンダは融点が高く溶けにくいので、温度調整できるハンダゴテを使うことをオおすすめする。

  

 

 

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 ユニットへのハンダ付けは細心の注意を払わないといけない。

 ハンダ付けは短時間(1箇所5秒〜8秒くらいか?)で終わらせないといけない。

 ハンダゴテを初めて握るような人が20秒も30秒もハンダを溶かすのに時間を掛けてしまうとユニットのリード線までハンダが流れてしまいリード線を固めてしまう。

 さらには振動板のところまでハンダを流し込んでしまいかねない。
 そうなるとそのユニットからは二度とまともな音が出せなくなる。

 実は若かりし頃の私がそうだったのである。
 泣こうが喚こうが自分の責任で再びユニットを買い替える羽目になった。(しかし、この様な失敗が経験となり今に至るとも言える。)

 

ユニットへのハンダつけは効果が高いが、細心の注意が必要。

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スピーカーターミナルの内部配線の半田付けも行った。

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ついでにブチルゴムテープでスピーカーターミナルのプラスチック製のケースも防振対策しておいた。

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 尚、FS-20でハンダ付けをした箇所はミッドレンジユニットとスピーカーターミナルの内部配線接続部分のみにと留めておいた。 

 何故ならツイーターユニットがかなり強固にエンクロージャーに固定(接着?)されており、前項で述べたリムーバーのような工具を持ち合わせていないから。

 そして、ウーファーユニットは繋ぐ内部配線が短くてハンダ付け作業自体が出来ないと判断したので断念した。

 取り返しの付かないことにならないよう、無理は禁物なのである。

 

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スピーカーへの対策・改造後の試聴結果

  全てのユニットを取り付けてからしばらく締め込んだビスとハンダが馴染むまでは時間がかかるので音が鳴る事を確かめる程度にして、ガッツリ聴くのは後日にした。

 スピーカーを対策した後はしばらくエージングと頭の切り替えが必要なようだ。

 

 レコードに針を降ろし、いつもの音量で聴いてみる。

 

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open.spotify.com

 

『 NO MUSIC, NO LIFE. 』 タワーレコードの公式通販

 

 

 一聴してFS-20からクリアーな雑味の少ない中音域が聴けるようになった。

 

 複数の楽器が同時に鳴っている時も混濁しない。

 ピアノの艶や響きが良く聴き取れ、ウッドベースもかなり引き締まり力強くなった。

 

 音像が引き締まりしっかりと音が視える様になったのは大変嬉しい。

 

 しばらく聴き続けると低音から高音まで情報量が確実に増し色々なレコードを聴いていて足でリズムを取るほど楽しい時間を過ごせる。

 

 スーパースワン に切り替えてfs-20と交互に聴いてみたが、能率の差が大きいのでスーパースワン のバックロードホーン特有のスピード感溢れる音とまではいかないが、audiopro FS-20の3way 4スピーカー という構成のメリットがよく現れて低音から高音までワイドな周波数レンジはスーパースワン に差をつける。

 

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 そろそろ新しいスピーカー 買い換えようかとファインオーディオなど検討していたのだが、対策によってまるで新しいスピーカー を手に入れたかの様に音質がリフレッシュした!

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 まだまだ手を加えたいところもあるが、メーカー製のスピーカー に手を加えるのはリスクを伴い対策して必ずしも音が良くなるとは限らない。

 しかしメーカーが試聴してスピーカー の音決めしているのは、まさか6畳や8畳の試聴部屋ではないであろう?

 ましてや audioproはスウェーデンのメーカーなのでもっとゆったりした部屋で鳴らす事を想定しているはず。

 私のオーディオルームの2mほどの近接距離では直接音が多いためか結構スピーカー の荒さが耳につくかも知れない。

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 スピーカー スタンドが、不要なトールボーイスピーカー は小型ブックシェルフよりも箱が大きい分、ユニットの共振がエンクロージャーに影響を与えやすいと考えられる。

 audioproのFS-20は海外製の中では比較的リーズナブルなトールボーイスピーカーだが素性が良いのか、今回の対策はかなり良い方向に効いたとた思う。

 

 

 

 今回ブチルゴムテームを使ってユニットの振動を吸収したが、ブチルゴムテープは一度貼ると剥がすのがかなり大変。

 スピーカーユニットにベタベタとブチルゴムテープを貼ることに抵抗のある方には、制振プレートとう製品が発売されているのでおすすめ!興味のある方は読んでみてほしい。

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 手持ちのスピーカーも、下取りに出したりオークションで売らないのであれば、買い替えや処分を考える前に少し手を加えてみるのも面白い。

 

 もしかしたらホコリを被って部屋の隅に追いやられた寂しそうなスピーカー が大化けするかも知れない!?

 

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