部屋のコーナーに、テレビ台を買い替えなくても48インチから55インチのテレビが置けてしまう!
テレビを大型に買い替えたからと言って、テレビ台も大型にする必要は必ずしもない。
昔の重たいブラウン管テレビと違い、大型液晶テレビや有機ELテレビ は画面サイズの割には軽くて薄いので、工夫次第で今まで通りの場所に置けて部屋を広く使うことが出来たりする。
【もくじ】
テレビを部屋のコーナーに置く習慣
昔のブラウン管テレビは画面比率が4:3で正方形に近く、現在の薄型テレビの16:9より幅が狭く更に奥行きが長かった。
ブラウン管テレビを部屋の壁に沿って平行に置くと、かなり前にせり出すことになる。
テレビをコーナーに置くことによって、4.5帖や6帖の部屋でも圧迫感が減り、テレビとの距離も稼げた。
当時ブラウン管テレビは走行線が目立たないように、画面の高さ×6倍以上離れて観ていた。
少しでも距離を取る方法として、ブラウン管テレビを部屋のコーナーに置く家庭が多かった思う。
テレビを部屋のコーナーに置くことで、家族と一緒に観る場合も部屋を広く使えるというメリットが有る。
ブラウン管時代のテレビ台で6畳間のコーナーに大型テレビを置く
ブラウン管時代、テレビのメーカーは純正オプション品としてテレビ台を作っていた。
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純正オプションのテレビ台はスッキリして良いのだが、量産しないためか価格は高かった。
家電販売店などでは、当時は比較的大型だった29インチまでのタイプや、一般家庭に多かった21インチまでの汎用性のあるテレビ台を格安で販売していた。
私は29インチのブラウン管テレビを買った時に、その販売店オリジナルの安いテレビ台を購入した。
実は、AVアンプを使わずに普通のプリメインアンプでサラウンド再生が可能になるマトリックス・スピーカーという自作スピーカーをテレビとテレビ台の間に挟んで置くために、テレビ台をマトリックス・スピーカーの厚み分だけ、カットして組み直している。
リビングは6畳間と4.5畳を戸襖を外して使っており、テレビはブラウン管時代から6畳間のコーナーに置いている。
地デジ化に伴い、29インチのブラウン管テレビから42インチの液晶テレビに買い替えたが、テレビ台はそのまま使っていた。
更に近年、55インチの有機ELテレビに買い替えたのだが、テレビ台は買い換えずにそのまま今も55インチのテレビが置けている。
一般的な考え方や販売店などのお勧めで、テレビを大型化するとテレビ台も大きいものが必要と考えがちだが、テレビ台も大型化するとたちまち部屋のコーナーに置きづらくなり、仕方なく部屋の壁に添って平行に置くことになる。
テレビを部屋のコーナに置いて観る習慣だったものを、場所を変えて一面の壁の前に添って置くようになると結構圧迫感があるし、ガラス窓を塞ぐ事にもなりかねない。
最新のテレビがフルハイビジョン(Full HD)や4Kになり画素数が細かくなり、画面の高さの2〜3倍くらいの距離でも画質の粗が見えないと言っても、ニュースやドラマ、バラエティー番組を観るときは、もう少し後ろに下がって観たほうが疲れない。
ブラウン管の29インチテレビぐらいの幅のテレビ台であれば、幅が70cm程あるので、それに収まるテレビの脚の幅であれば、問題なく置けるので部屋のコーナーをそのまま使える。
🌟画面ははめ込み画像ではありません。🤗
有機ELディスプレイに映っている画像です。
写真で観ても綺麗だとおもう。🤔
私の実体験からすると6畳間のコーナーでテレビを置く場合、55インチが限界ではないかと思う。
正直、見慣れるまでインテリアとしてのバランスが悪いが、ホームシアターでは画面が大きいに越した事はない。
55インチであれば、今までのテレビ台でも前にせり出さずにギリギリ部屋のコーナーに置くことができる。
42インチの東芝レグザ(フルハイビジョン)液晶テレビから、LGの4K有機ELテレビに買い換えると大型化するにもかかわらず、画質が向上したのでかなり満足度が高い。
ただしメーカーが異なるとリモコン操作や機能が変わるので注意が必要だが、、。
下にピックアップしたテレビの脚の形(位置や幅)であれば、既存のテレビ台に置けるのではないだろうか?
当然のことだが、今使っているテレビ台の幅に収まるかどうかがは、ご自身でしっかり調べた上でテレビを購入してほしい。
【そのまま置けそうな】55インチ液晶、有機ELテレビ(幅の狭い脚)
【そのまま置けない】50〜55インチ液晶テレビ(幅広の脚)
コーナ型テレビ台に大型テレビが設置出来た! 簡単DIYをご紹介
部屋の壁をコーナーから2面使ってL字型に組んでるローチェストのなどもあるが、コーナー型の単体のテレビ台は、上から見ると大体が五から六角形になっている。
別室のAVシステムは、コーナー型で上から見ると五角形をしている。
実はこの寝室のコーナー型のテレビ台は、コーナーのデッドスペースを利用したスピーカーなのだ。
ラックを兼ねたコーナー型テレビ台兼バックロードホーンスピーカーで、長岡鉄男氏設計のAV-1Mk2という自作スピーカー。
昔に25インチまでの大きさのブラウン管テレビを置くように設計されている。
このコーナー型テレビ台兼バックロードホーンスピーカーに、以前は37インチの液晶テレビ東芝のREGZA 37zs1を載せていた。
以前のREGZA37zs1(長い間頑張ってくれたテレビ)
その時はそのまま37インチ液晶テレビを単に置くだけで良かったのだが、新たに買い換える事となったソニーの49x9000Fは、脚が左右に広がっておりテレビ台にうまく置くことができない。(足がはみ出してしまう。)
左右に広がっていない脚を持った他のメーカーの液晶テレビも検討したが、画質的に満足できずソニー49x9000Fを設置する方法を試行錯誤していた。
何度も図面で、テレビ台と49インチテレビの寸法との兼ね合いを見てみるがどうしても置けないのである。
テレビを壁掛けに!壁をコーナー型テレビ台に造作する
ソニーの液晶テレビの寸法図と市販のテレビ壁掛け用の取付金具とにらめっこして、色々検討した結果、テレビ台に壁を造ってしまえば良いことに気がついた❗️
買い替えたソニー49X9000F(左右いっぱいに広がったハの字型の足)
テレビの寸法図はネットでソニーがPDFでアップしている。
https://www.sony.jp/support/tv/size/2018/KJ-49X9000F.pdf
テレビの寸法図から割り出した造作壁となる板取りの略図(ホームセンターでベニヤ板を買ってカットしてもらった)
テレビ台に造作壁を設置し、壁掛け金具を取り付ける。
(写真には写っていないが、電気ドライバーは必要!作業効率が全然違うし、力もいらない。)
壁を立たせるためにT字型になるように板を組み立て、それをL字金具で固定。(これでびくともしない。)
壁掛け金具にテレビを引っ掛けて完成。
テレビ台より画面がはみ出しているが写真で見るよりも実際は違和感がなく、以前のテレビよりもさほど前にせり出す事もなく、いい具合に設置できた。
そして設置して判ったメリットがあった!
テレビの脚が無いと見た目にスッキリとしている事である。
壁掛けの効果がこのような特殊な設置方法でも活かされたのだ。
画面もテレビ台の天板ギリギリまで下に近づけることができ、後方のバックロードホーンのヘッド(スピーカーユニット)もテレビに隠れず絶妙な高さに収まった。(自画自賛!)
部屋のスペースや家具のレイアウトの関係でテレビをコーナーにしか設置できず、テレビのサイズアップを諦めてた方はご参考していただけると思う。
もう一つメリットがある。
強固に合板で作った壁にテレビをしっかりと固定出来るので地震対策にもなる事。
置いているだけのテレビは、地震で倒れたりぶっ飛んでくるので備えておいたほうがよい。
引っ掛けるTVラック
上記のようなDIYは難しいとう方もいらっしゃると思う。
市販のラックでも壁掛けの用にテレビを引っ掛けられるものも発売されている。
非常にシンプルで、最近のベゼルの細いテレビだと画面が宙に浮いているように見えて部屋もおしゃれに見える。
壁に寄せて置けたり、部屋のコーナーにもテレビの幅だけを考えるだけでいいので大変スペースファクターに優れているのでお勧めできる。
48インチの有機ELがちょうど良いかも?
寝室のコーナー型の台は、リビングのキャスター付きのテレビ台と違い、できるだけコーナーに押し込んでデッドスペースを無くしたい。
そうなると55インチの幅は入らない可能性がある。
本当は寝室にこそ有機ELテレビが欲しかった。
当時、有機ELテレビの最小の大きさが55インチだった為、49インチの液晶テレビに妥協した。
しかし、最近の有機ELテレビは48インチというサイズが発売されている。
48インチは絶妙な大きさで、リビングにも寝室にも無理なく置ける。
当時この48インチ有機ELテレビが発売されていたら、少々無理をしてでも購入していただろう。
特に部屋を暗くして映画を観る方には、是非とも有機ELテレビを使ってほしいと思う。
液晶テレビとは次元の違う画質、色表現となり、最近のNetflixなどのドルビービジョンのコンテンツを観るとその美しさに魅了されると思う。
私にはこれ以上テレビを設置できる部屋はないが、将来買い替える時が来たら48インチの有機ELを候補に入れるだろう。
これから新しいテレビの購入を検討される方は、最近ようやく発売された家電の中でも最もお勧めできる逸品の一つ、48インチの有機ELテレビを是非とも手に入れてその良さを体感して欲しい。
6畳の部屋のコーナーに収まりが良くきっと後悔はしないのではないだろう。
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【もくじ】
2019年9月13日 更新
2019年12月14日(初回投稿)