在宅オーディオ 騒音クレームに注意!
外出自粛でオーディオマニアがピンチに?
在宅勤務、出勤日の減少、休校中、外出自粛、これから始まる大型連休。
家にいる人が更に増える事が、容易に想像できる。
夫が家にいることでDVが増えてきているという悲しいニュースもある。
うちの妻もパートが週5日から週2,3日になり、パートに行かない日は休校中の娘の昼ごはんをつくる回数が増えている中、私の在宅ワークの日や有休推奨月間で休みだと言うと「え〜!😳ー?!」とストレスを感じている様子がわかる。
世間ではマンションの入居者からのクレームが最近増えているという。
日頃は外で働いてる入居者も家に居ることが多くなり、今まで気にならなかった設備の不具合やタバコのポイ捨てなど共用部のマナーについてなど色々なクレームがある。
私が心配しているのは、騒音クレームだ。
冒頭で述べたように、人々はストレスを抱えながら在宅している。
私のようなオーディオマニアは、休日も家で過ごすことに慣れているが、アウトドア派が家に篭っているのは辛いことだと思う。
一日中、部屋に篭っていると今まで気にならなかった他人の音も気になりだしたりするものだ。
騒音問題は下手をすれば、殺人事件にもなりかねない。
これから先、1年は続くであろうこの状態を、安心安全に暮らすためには、何かと注意が必要だ。
他人の音が気に食わない?
マンションなどの共同住宅に住まわれている人は、エントランスの掲示板やエレベーターの中に騒音クレームの注意のお知らせが貼られているのを見た事があるかもしれない。
鉄筋コンクリート造のマンションは気密性が高いので騒音が少ないと思いきや意外とそうでもない。
ダイニングのイスを引く音や、扉の開け閉めの音など結構響くものだ。
あとは、子供の走ったり飛び跳ねたりする音もなかなか解決しない騒音クレームのひとつだ。
人の声が煩いと言うクレームは比較的少ないが、他人が何かをする事によって発する音が耳につくのである。
知らない間に、自分が騒音クレームの原因になっているかもしれない。
特に私を含めオーディオシステムやサラウンドシステムを組んで音楽や映画鑑賞していると普段のテレビの音量より大きな音で再生している事が多いので注意が必要だ。
騒音クレームを受けない為のポイント!(最重要)
自分が騒音クレームの原因にならない為のポイントとは?
それは、1回でも騒音クレームを言われないようにする事である。
このように書くと、何も解決策になっていないように感じられると思うが、この1回も騒音クレームを言われない事が本当に重要な事でなのである。
理由は、他人の発する音が耳についた場合、よっぽどで無い限りすぐさまクレームを言ってきたりしないものだ。
まずは、騒音の被害に遭っている人の事を理解する必要がある。
他人の発する不快な音が聴こえても、最初は”共同住宅なので仕方ない”と聞き流せるものだが、これが日常的になるとクレームを言いたくなる。
管理会社や大家さんにクレームを言って「注意書き」や「お知らせ」の張り紙を貼ってもらったとしても、一度、騒音と感じた人のハラワタは煮えくりかえっている。
これが度重なると今度は名指し(○○○号室)でクレームを言うようになる。
そのうち貼り紙ではなく「ご注意」や「お願い」などのお知らせ文書が各戸の郵便受けに入るようになる。
短気な入居者なら騒音を出している部屋に怒鳴り込みに行き、警察を呼ぶ事態になる事もある。
語弊があるかも知れないが、管理会社や大家さんはホテルのフロントとかでは無いので、部屋を変えてくれたりはしてもらえないのである。
以上の事を理解すると、音楽や映画を楽しみ続けるには、一回でもクレームを言われないように対策しておかないといけないという事が重要だと解ると思う。
一度でもクレームの対象、いわゆる自分の発する音が他人の耳につくようになったら、安心して部屋で音楽を聴いたり映画を観たり出来なくなってしまうのだ。
騒音クレーム対策の方法
では、具体的にどのようにすれば、自分が騒音クレームの張本人にならないのか?
①音量を絞る
これは言うまでもなく、誰もが出来ること。
しかし、蚊の鳴くような音ではオーディオは楽しめない。
例えばA級アンプや真空管アンプなど、小出力で高音質な音色のアンプを導入してみるのも良いかもしれない。
②ヘッドホンで聴く
最近、高音質なイヤホンやヘッドホン、ハイレゾも聴けるDAC内臓のヘッドホンアンプも流行っている。
音楽をクレームなく大音量で楽しむには最適な方法なのは間違いない。この機会にヘッドホンにも拘ってみるのも良いかもしれない。
③振動対策をする
音は大きく分けて空気振動と個体振動というものによって伝わっていく。
特に個体振動を抑える事で、防音にもなるし音質改善にもなり一石二鳥だ。
これを語りだすと長くなるので、
詳細は、下の5つの記事をぜひご参考にしていただきたい。
分譲マンションなどであれば、インナーサッシを導入することで、防音対策だけでなく、冷暖房の効率を高める事ができ省エネなのでお勧めだ。
ライブハウスや映画館のような大音量は到底出せないが、この機会に高音質なオーディオ機器やAVシステムを導入して音質を追求してみてはいかがだろうか?
今まで気づかなかった感動が味わえるかも知れない。
2020年4月23日