人生を豊かにする! ★趣味のオーディオ幸福論★ audiojazz’s blog

団地住まいのサラリーマンが如何にして低価格で高音質をねらうのか! オーディオ歴史約40年の使いこなし術をご紹介!(☆初心者からマニアまで☆)

オーディオ高音質化!振動対策シリーズ アンプやプレーヤーの設置・ラックについて

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ラックを設置する。

そして、ラックに設置する。

 

 オーディオを高音質にする為の基本である振動の対策方法については以下の通り。

 

・振動対策の手順

  ①床の振動対策

  ②スピーカー設置について

  ③アンプやプレーヤーの設置・ラックについて

  ④インシュレーターについて

  ⑤オーディオ機器本体に対する振動制御 

 

 ※理想は①から⑤の順番に進めていく。

 

 今回は③のアンプやプレーヤの設置・ラックについて解説をする。

 

③アンプやプレーヤーの設置・ラックについて

 

・ラックの設置の仕方

 

 アンプやCDプレーヤーなどのオーディオ機器は、スピーカーからの固定振動が伝わってきて機器内のパーツ類を振動させてしまい音質に影響を及ぼす事がある。

 

 スピーカーの設置と同様に、しっかりした床面にラックを置く事が大事。

 

 床の補強としてラックの下に御影石などを敷くのも効果的だ。

 

 私も実際に行っている。(黒御影のボードをラックの下に補強として敷く)

 

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 ラック自体は底板に脚があるものや、袴のように化粧板がつけられたもの、ベタ置きするものと色々あるが、いずれにせよガタツキがあると余計な振動が伝わってしまう。

 

 スピーカーの設置と同じ手法で薄い木片やPタイルなどのスペーサーを使ってガタツキをしっかり取って置く必要がある。

 

 

・ラックの選び方

 

 ラック選びも重要で、出来るだけ重く無垢の板などで出来ているものが良い。

 

 メーカー製のラックを選ぶ時は点に注意して欲しい。

 

 決して、中が空洞の板で組まれた軽いものは選ばない事。

 

 私は昔、15mm合板を2枚重ね貼りしてラックを自作したが、相当な重量になりどこを叩いても固くて鳴かない。

 

 

 実際、音の解像度がアップし低音の力感が見違えるようになった。

 

 やる気があれば、塗装やダイノックシートなどで表面を化粧仕上げすると見栄えが良くなるので、体力のある方はチャレンジしてみても良いと思う。

 

 メーカー製のラックを買うよりも安くて重く強度の高いものが出来る。

 

 

・ローボードやチェストの上にオーディオ機器を設置する場合

 

・家具はスピーカースタンドと同じ役割

 

 ローボードやチェストなど家具の上にスピーカーを置くということは、美観的な事とある程度の高さを確保して心地よく聴くという事が目的だと思う。

 

 そう考えた場合、スピーカを載せる家具自体がスピーカースタンドの役割を果たしていることになる。

 

 ここまで来るとおわかりだと思うが、その家具自体もできるだけしっかりとした床の上に置きたいものである。

 

 但し、部屋のデザインを崩したくない場合は、家具の下にコンクリートの溝蓋を敷く事は、あまりおすすめしない。

 

★ 出来る限りの振動対策

 

・家具の脚はできるだけ、床の強度の高い根太が組まれているところを狙って設置する。

 

・家具本体のガタツキをなくす。(薄い木片などのスペーサーを使う。) 

 

・スピーカーや機器類を家具の天板の強度の高い位置に置く。

 

・家具の天板に強化ガラスの板など置いて補強する。

 

・家具の天板に人工大理石などを置いて補強する。

 

 そして、スピーカーもアンプなどの機器類もスペーサーなどを使いガタツキを抑えておく事も重要だ。

 

 

 

 そもそもだが、家具自体も無垢板などで重く強度の高いものを選んでおくことで、余計な対策によって美観をそこねなくて済む。

 

 

 オーディオを置く前提で家具を買うときは、手でコン♪コン♪コン♪と叩いて、空洞の無い詰まった板で作られているものを選ぶと良い。

 

 スピーカー側(振動を発する側)もアンプやプレーヤー側(振動を受ける側)も補強して個体振動が伝わりにくい状態にする事が高音質化に繋がるのである。

 

 

アンプやプレーヤーの設置

 

 床の補強、ラックの設置でスピーカー側からくる個体振動対策が出来たら、やっとアンプ、プレーヤーなどの機器を設置する事となる。

 

 基本的には好きなように置いても良いがアンプの設置には注意が必要だ。

 

 アンプは電源をいれてから、しばらくすると筐体が暖まってくる。

 

 アンプの筐体の天板や側面を見ると、網のように空気を逃すいわゆる放熱するような作りになっている。

 

 デジタルアンプはあまり熱を持たないが、アンプの内部にはヒートシンクと言うフィンの付いている金属のパーツがあり、トランジスタは電気が通ると高温になる為、熱を吸収し放熱する仕組みがある。

 

 ラックの下段や中段にアンプを設置する場合は、取り扱い説明書などに記載されているようにある程度、アンプの上や側面に空間を持たせる必要がある。

 

 特に真空管アンプやA級動作をするアンプは注意が必要だ。

 

 又、ラック自体に背板があるものは熱が篭りやすいので、出来れば背板を撤去する事をおすすめする。

 

 背板はラックの構造としてラック自体が歪まないように荷重が掛かっている場合があるので、背板を撤去した場合は振動対策の為にもスチールアングルやDIYで補強をすると良い。

 

 使い勝手にもよるが、アンプは他の機器よりも重たいので安定感のある場所を選んで欲しい。

 

 あえて言えば、ラックの最下段か天板に設置する事をお勧めする。

 

 レコードプレーヤーや上からディスクを入れるタイプのCDプレーヤーなどは使い勝手の点から必然的にラックの天板に置く事になると思う。

 オーディオメーカーがいくら振動に強い筐体で機器を作っても、振動エネルギーは意外と大きいので、機器よりも出来るだけ手前の方から(設置している床側から)順番に機器側に向かって振動対策をする事が確実な方法だ。

 

 

2020年1月25日

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