オーディオを高音質にしたいなら接点のクリーニングをしよう!
高音質を目指すなら、接点クリーニングほどコストパフォーマンスの高いものはない。
今使っているオーディオ機器を買い替えようか?
音が冴えないがスピーカーケーブルを交換した方が良いのだろうか?
自分のオーディオにイマイチ満足していないのなら接点をクリーニングしてみてから考えても遅くはないのでは?
【もくじ】
接点は如何に電気信号のロスを減らすかが重要
コンセントからスピーカーに至るまでの間に、ケーブルを使ってオーディオ機器に電気信号を受け渡している。
その受け渡しにはプラグや端子が存在し、それぞれが接点となる。
オーディオの接点は、ざっと以下の通り。
- 電源ケーブルの両端
- RCAケーブル、同軸デジタルケーブル、XLRケーブルの両端
- スピーカーケーブルの両端
- カートリッジとトーンアーム
- シェルリード線の両端
いくら純度の高いケーブルやプラグを使おうが、どこかの接点が汚れているとシステム全体の音質を損ねる事になる。
接点のクリーニングは全てのケーブルの端末とプラグに対して行う事をおすすめする。
【接点クリーニングで用意するもの】
- 無水エタノール
- 白い綿棒(普通サイズとベビー用の細いタイプ)
- コンタクトオイル
【各接点のクリーニングの方法】
1.電源ケーブルの両端
注意:安全のため、全ての機器の電源を切りコンセントからプラグを抜いておく事。
電源ケーブルや電源タップのプラグは刃の部分を無水エタノールに浸した普通の綿棒で汚れをおとす。
機器に挿す側のIECプラグもベビー綿棒をほぐし無水エタノールで汚れ落としをする。
機器側のインレットの金属部分も綿棒で汚れを落とす。
電源タップを使っているならばそのコンセントもベビー綿棒などで汚れて落としをする。
何度も言うが、くれぐれも電源プラグは壁のコンセントから抜いておく事。
尚、壁のコンセントをクリーニングする際はブレーカーを落として行う必要があるが、どのブレーカーがどのコンセントに繋がっているかが分からない場合には、安易にコンセントに綿棒を突っ込まない事。
コンセントのクリーニングは事故の恐れがあるので自己責任でくれぐれも注意して欲しい。
2.RCAケーブルやXLRケーブルの両端
RCAケーブルや同軸デジタルケーブルのRCAプラグは真ん中のプラスの棒状になっている部分と周りのマイナス側との間にも無水エタノールをベビー綿棒や普通の綿棒をほぐした先に浸したもので拭く。
✅RCAプラグに!
オーディオ機器のRCA入出力端子はマイナス側だけでなく、プラス側の穴の方もベビー用綿棒で無水エタノールを浸しクリーニングする。
✅RCA端子に!
XLRケーブルはオスとメスがあるが、メス側はベビー綿棒をほぐして無理のない程度に無水エタノールでクリーニングする。
オーディオ機器側のXLR端子もXLRケーブルと同じくクリーニングする。
3.スピーカーケーブルの両端
スピーカーケーブルは端末のバナナプラグやYラグ端子も汚れていると思うので無水エタノール付きの綿棒でクリーニングする。
イモネジなどで圧着型のバナナプラグの場合、一度ケーブルを外しで銅線がくすんでいるならば、この際切り落として新しく剥き直してバナナプラグを取り付け直した方が良い。
もし、まだバナナプラグやYラグを使用していないのなら是非使ってみて欲しい。
バナナプラグやYラグ、Iラグ端子はスピーカー端子にしっかりとコンタクトして、更にスピーカーケーブルの銅線のサビによる音質劣化が避けられるメリットは意外と大きい。
スピーカー端子はスピーカー側とアンプ 側にあるが、バナナプラグを使ってなくても、スピーカー端子の真ん中のバナナプラグを入れる穴もクリーニングしておくと良い。
✅スピーカー端子に!
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4.カートリッジの接点
レコードプレーヤーのユニバーサルアームは好きなカートリッジに手軽に交換できる。
余談だが、モノラルレコードを聴くときにはモノラル専用カートリッジにすると音楽が見違えるように鳴る。
アナログレコードを楽しむ醍醐味として好きなカートリッジに交換して聴くと楽しいものだ。
カートリッジとトーンアームの取り付けは締め付けて圧着しているのだが、ヘッドシェル側もトーンアーム側も点接触になっている。
パイプ状になっているトーンアームを覗きこむと分かる。
ある時、オーディオテクニカの修理窓口の人に教わったのだが、「音像定位が左右どちらかに引っ張られる場合、ヘッドシェルとトーンアームの接点を綿棒でクリーニングして治るケースが度々ある。」との事だった。
この事を聞いてから、トーンアームとヘッドシェルの接点をクリーニングするようにしている。
✅ユニバーサルトーンアームの内の端子4本に!
✅ヘッドシェルの端子に!
カートリッジも複数持っていれば、出番待ちのカートリッジもでてくる。
そのまま放置していてはせっかくクリーニングをしてもホコリが付着しそのまま取り付けるとトーンアーム側の端子も汚すことになる。
できればカートリッジはタッパーや蓋の付いた小物入れやカートリッジケースにしまっておいたほうが良い。
5.シェルリード線の両端
シェルリード線は結構デリケートなので注意が必要だ。
下手をするとリード線側の端子を壊す恐れがあるからだ。
私は爪楊枝を使って、後ほど出てくるがコンタクトオイルで接点保護を兼ねてクリーニングを行っている。
✅シェルリード線のコネクタに!
【接点の保護】コンタクトオイルで仕上げる
最後にクリーニングした各接点にコンタクトオイルを塗っておくと導通が良くなるのと金メッキなどの保護にもなる。
✅バナナプラグやYラグ端子に!
✅RCAプラグのホットとコールドに!
コンタクトオイルはオーディオ用としても昔からあり、ダイヤモンドやチタンや配合などのものが売られている。
私は半田などを発売している和光テクニカルのものを信頼して使っている。
和光テクニカルのコンタクトオイルの説明書きには以下のような効用が書かれている。
あまりコンタクトオイルで音作りをするつもりがないので、他のものを試していないが問題なく使えている。
追記:イヤホンの接点クリーニング
最近はBluetoothイヤホンなどワイヤレスイヤホンが流行っているが、愛用の有線イヤホンをリケーブルして楽しんでいる方もいると思う。
私はこんな時代でも、有線イヤホンで聴きたいときは、Bluetoothレシーバー(ポタアン)を使いセミワイヤレス化している。
この方法は、愛用の有線イヤホンをお持ちの方におすすめの方法。
リケーブルの違いもしっかりと聴き分けられるので侮れない!
外で使う事の多いイヤホンはイヤホンジャックとプラグ、それにmmcx端子などイヤホン本体とケーブルを繋ぐ接点も汚れている。
これも無水エタノールでクリーニングしてコンタクトオイルを塗ると効果がある。
✅イヤホンケーブル側のコネクタに!
✅イヤホン本体側のコネクタに!
✅イヤホンのプラグにも!
以上のようにオーディオは接点だらけだという事がよく分かる。
いくら高級なスピーカーやアンプ、ケーブルを使っても接点が汚れていたら台無しだ。
まだ接点クリーニングをやった事がないのであれば、非常にコスパの高い音質改善方法なので是非お試し頂ければと思う。
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2020年12月1日