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団地住まいのサラリーマンが如何にして低価格で高音質をねらうのか! オーディオ歴史約40年の使いこなし術をご紹介!(☆初心者からマニアまで☆)

超絶ハイコスパだった! DENON PMA-2000Ⅱ デノンじゃないよ、デンオンだよ!

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歴代DENONのプリメインアンプ 「PMA-2000シリーズ」は高音質な超ハイコスパだった!

 

ロングセラーになるには理由がある。

ロングセラーであり続けるためには信頼が必要。

フルモデルチェンジとロングセラー共に魅力があるが、フルモデルチェンジが必ずしも良いとは限らない。

そして【真のハイコストパフォーマンス】は使った人にしかわからない。

「ハイコストパフォーマンス」という言葉のマジックに掛かってしまう前に、【超ハイコストパフォーマンス】とは何かを知っておいた方が良い。

  

【もくじ】

 

アンプは重要

初めて単品コンポを買ったときの店員のアドバイスとしてアンプは重要ということが私の脳に刷り込まれていた。

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1980年代中頃のプリメインアンプは、定価79,800円が超お買い得で、圧倒的なハイCP機が多かったが末永く使いたいこともあり、その1ランク上の12万円クラスのものを物色していた。

 

 

ちなみに当時、私が所有していたスピーカーはダイヤトーンのDS-77EX

1985年発売で、定価62,000円(1本)だった。

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30cmウーファーの3way中型ブックシェルフタイプで、どのメーカーも このタイプのものを発売し、当時日本橋にオーディオショップでは所狭しと並べられていた。

 

 30cm級のウーファーを持つスピーカーを十分に駆動するためには、できるだけ良いアンプを選びたい。

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30cmウーファーを駆動するプリメインアンプ

サンスイのAU-α707とSONYのTA-F555ESXとで迷った。

 

1980年中頃の当時の79,800円にプリメインアンプは大人気だった。

私は先を観て長く使える(ランクアップをしない。)を求めて、79,800円より上のクラスのアンプを選んだ。

当時はどのアンプもメーカーが元気な時代で、物量投入合戦が始まっていた。

 

サンスイは、つややかで楽器の音が非常にリアルに感じ魅力的だった。

 

サンスイ プリメインアンプ AU-α707

1986年発売当時 定価129,000円

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ソニーは、鳴った瞬間に音がスピーカーから飛び出して来る感して音場感が素晴らしかった。

 

SONY プリメインアンプ TA-F555ESX 

1986年発売当時 定価128,000円

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どちらのアンプも捨てがたいが、当時マトリックスサラウンドに興味を持ち始めていた頃で、サンスイのアンプはバランス回路であった為、マトリックス接続すると故障するとの事でソニーを選ぶ事となった。

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20年間使った!DENON PMA-2000Ⅱ というプリメインアンプ

SONYのプリメインアンプも10年が経過したころに故障し、買い換えることとなった。

定価12万クラスの次は20万円クラスと言いたいところだ、すでに社会人としてサラリーマンなっており以前みたいにバイトで稼いだ金をオーディオにすべてつぎ込むことが出来なくなっていた。

そんなときにDENON(当時デンオンと言っていた。)のPMA-2000がモデルチェンジし、重量級プリメインアンプとなって生まれ変わりPMA-2000Ⅱが発売された。

 

1998年発売で、当時定価100,000円 

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ルックスも良く音質もパワーがあり、これしか無いという感じで購入した。

なんと大阪日本橋のオーディオショップで購入した価格は約70,000円だった。

このプリメインアンプは2018年ごろまで約20年弱もの間、私のメインシステムで活躍していた。

手放す数年前に故障したので買い替えを考えていたが、メーカーに電話して修理代を聞くと出張費込みで24,000円程でできるとのことだった。

幸い部品もあるとのことでDENONの修理技術者に家に来てもらい、私の目の前で分解修理をしてもらった。

 

<修理の内容>

・ソースリレーダイレクトスイッチの交換

・リレー交換

・各所接点復活剤の塗布

・入出力端子のハンダ打ち直し

・ヒューズ交換

・他、音質に関わるところはできるだけハンダを打ち替えてもらった。

 

修理をしてくれた技術者が基板のハンダを吸い取って打ち直すときのスピードはハンパじゃなかった!

 どんなハンダを使っているのか見せてもらったが、特に高級なものでもなく普通の電子部品用のハンダだった。

今回の故障は音質的な問題でなくセレクターなどの部品が故障して再生できない事が原因だったが。

技術者の方が帰ったあと、じっくりと聞き慣れた音楽を聴く。

なんと音が若返っていた!

明らかに情報量が多くなりつややかで、輪郭鮮明、低音も高音もレンジが広がり大変満足の行くものだった。

 

買い換えることを思うと修理費24,000円ほどで、新品当時の音質が蘇るのならかなりお得ではないか!

 

その後、PMA-2000Ⅱは2018年までメインシステムとして活躍した。

手放すためにヤフオクに出品したら、何と42,000円ほどで売れた。

 

新品購入額70,000円+修理代24,000円でPMA-2000Ⅱの20年間にかかった費用が94,000円として考えると、なんと新品から手放すまで約50,000円で運用できていた事となる。

  

実質定価の半値! まさに超ハイコスパなプリメインだった!!

 

なんでも購入するとき、つい感情的になって勢いで買ってしまいがちだ。

自分にとって高額なオーディオ機器は今のことだけを考えずに、将来いずれ買い替えることも含めて検討してはいかがだろうか?

買うときは少々背伸びしてでも、高音質でしかも永く使えて高く売れるものを選択した方がよいかもしれない。

 

 

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2020年10月10日更新

2019年12月16日(初回投稿)

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