人生を豊かにする!! ★趣味のオーディオ幸福論★ audiojazz’s blog

高音質を求め続ける方へ贈る!私のオーディオ経験をご紹介(☆初心者からマニアまで☆)

オーディオショップの店長 日本橋でんでんタウン

 若い頃、大阪の日本橋のオーディオショップに行き、帰りにタワーレコードでCDを買うのが楽しみだった。


 あるオーディオショップの店長は私にメーカー選びが大切だと言うことをしきりに話し、「スピーカーは、タンノイかエレクトロボイス、アンプはサンスイ、CDプレーヤーはマランツ かサンスイかティアックと」言うふうに、はっきりと自分の意見を述べる人間だった。


 オーディオ雑誌の評価とは違う話しが新鮮でよくその店に通うようになっていた。


 そのうち、私も”自分はこう思う”などと意見を話すようになり、オーディオに対して熱くなっていった。


 ある日、店に行くと店長はマランツのCD34の筐体を開け、ドライバーを片手にコツコツ叩きながらところどころに鉛のテープを貼っていた。

 

鉛の防振テープ

 

  店長曰く、「このCD プレイヤーは名機だけどコストダウンをしているので防振対策をすると音が良くなるのだ」と言う。

 私は興味を持っていつものように質問しだすと、「そんなに情熱があるならうちの店で働いてみないか?」と店長は言った。

 若かった私は嬉しい反面、急に言われてびっくりしたので上手く返答できず、尻込みしてしまった。

 

 その後も店に通ったがその時以来、店長は私を誘う話しはしなくなった。


 その頃の日本橋はオーディオショップがパソコンショップにとって代わる店が出始めた頃だった。

 

 月日は経ち何年か後に日本橋を訪れたが、通っていたオーディオショップはパソコン店に代わっていた。


 前に店長が「もう日本橋でオーディオショップをやっているのが情けない」と愚痴っていたのを思い出した。


  店長はきっと、どこか理想の場所でオーディオについて熱く語っているだろう。

 

 今の私はその当時の店長の年齢を超えているが、あの時誘われてオーディオショップで働いていたら今頃どうなっていただろう?と思う事がある。

 現在の日本橋をみるとオーディオショップは片手で数えるほどだ。

 オーディオ機器を購入するには、ネットショップか駅の近くにある大型家電量販店かオーディオ専門店でも早くからネット販売に力を入れている店が中心になっている。

 オーディオショップが無くなる事は寂しいが、こればかりは時代の流れで仕方がない。

  オーディオメーカーやブランドも、サンスイやナカミチ、テクニクスなど姿を消していった。

 しかし今でも、マランツ、DENON、ヤマハ、TEAC、ラックスマン、パイオニア、タンノイ、JBL、などなど頑張っているメーカーもいるので、これからもいい商品を提供し続けてほしいと、一人のオーディオファンとして願っている。

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 2020年1月4日

 

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