アンプによる音の違いは大きい!
スピーカーが鳴ってくれない原因は、、?
セッティングも十分やった!
ケーブル類も吟味した!
オーディオラックも万全だ!
しかし、高音質と名高いスピーカーを購入したが思うように鳴ってくれない、、、。
「こんなはずじゃなかったのに、、?」と後悔する、、、。
というような、不満や悩みをお持ちの方もいるのではないだろうか?
その原因はスピーカーではなく、アンプだったりするかもしれない。
アンプは、CDやレコードやダウンロードしたハイレゾなどの音源をプレーヤーから出力された音声信号を増幅してスピーカーに送り込むものだが、単に音量をアップするためだけの装置では無い。
音量を確保するということよりも、しっかりとスピーカーを駆動しているという事が重要だと思う。
そのことを改めて感じさせられたことがある。
8cmフルレンジでも体感できるアンプの違い
私は、リビングにサブシステムとしてPCオーディオを組んでいる。
ノートパソコン、小さなDAC、オーソドックスなアナログプリメインアンプに小型スピーカーをチェストの上に載せている。
以前のサブシステムでは、8cmフルレンジスピーカーを市販の小型バスレフエンクロージャーに取り付けていた。
アンプは、パイオニアのFILLというミニコンポシリーズのプリメインアンプA-N701というものだが、いまでもオークションでたまに見かける事がある。
昔、オーディオ評論家の江川三郎氏が高い評価をしていたアンプだった。
それを成り行きなのだが、DENONのPMAー390AEというフルコンポサイズのプリメインアンプに交換したとき、本当に小さな8cmフルレンジ小型スピーカーなのに、音の厚みや響き、レンジの広さなどガラッと良くなったという体験をした。
まさにアンプがスピーカーを駆動しているとう事を改めて思い知らされたのである。
BGM用途ではあるが、こんなに音が変わってしまうと元に戻せなくなり、今までPMA-390AEを使っている。
しつこいようだが、たった8cmのフルレンジでも、アンプの違いでまるで別のスピーカーに化けるのである。
アンプ重視という安定感
一概に言えないが、スピーカーは価格差よりも音の個性(キャラクター)の違いや好みで選び、アンプはできるだけグレードの高いものを選ぶというやり方が結構まとまりが良いのではないかと思っている。
今まで約30年間振り返ってみて、私のオーディオシステムで一番高い買い物は、いつもプリメインアンプだったりする。
<アンプについての過去の記事>
本当はアンプの力不足で、好みのスピーカーを手離してしまっているかも知れない。
システムを見直そうと考えている方は、アンプを再検討してみると解決する可能性が大いにあると予想される。
2020年4月9日