オーディオは電源ケーブルで音質が変わる!
音質改善は、まず電源ケーブルから!
電源ケーブルが交換できるオーディオ機器
オーディオ機器の基本的なセッティングを行った後に行うと効果的な音を操る方法の一つとして電源ケーブルの交換する方法がある。
30年程前のプレーヤーやアンプの殆どは、電源ケーブルが機器から直に出されており、電源ケーブルを交換できるオーディオ機器は、ほとんど見かけなかった。
割りと高級なアンプなどでも、今の時代に販売されているオーディオ用の電源ケーブルからするとかなり細めなケーブルだった。
当時からスピーカーケーブルやRCAケーブルについては、とにかく太さで勝負!という大蛇のようなスピーカーケーブルや入力端子が壊れるのではないか?と思うほどのRCAケーブル、最近のイヤホンのリケーブルのような編まれたものなど多種多様なものが発売されていた。
電源タップについては、オヤイデ電気やベルデンなどのものがオーディオ雑誌でよく取り上げられていた。
オヤイデ 3P-4口電源タップ(ケーブル付・2.0m)OYAIDE OCB-1 SX V2
Belden 電源タップ(ケーブル直付け2.0m付)BELDEN PS1650 MK2
現在のオーディオ機器は、電源ケーブルが交換できるものが多くなっている。
電源ケーブルを交換すると面白いように音が変化する!
電源ケーブルを自作された経験のある方は既にご承知の事と思うが、まだ試されていない方はぜひオーディオ機器の電源ケーブルの交換にチャレンジしてみて欲しい!
尚、源ケーブルの自作は下手をすると火災などの危険を伴う可能性もあるので、自作する際は自己責任でお願いします。
市販されているオーディオ用電源ケーブルは多数ある。
各種メーカーから沢山の電源ケーブルが発売されているので選ぶのが大変だ!
オーディオ用電源ケーブル メーカー品
プロケーブル Wattgate シールド電源ケーブル 透明プラグ【ケーブル長】1.0m
SAEC PC-Triple C導体 高品質電源ケーブル 1.5m PL3800-1.5
ACOUSTIC REVIVE PC-TripleC ハイコストパフォーマンス 電源ケーブル 2.0m 1本 AC2.0TRIPLE-C2.0
AET 電源ケーブル 1本 1.2m EVO1302S-AC-V2-1.2
AET 電源ケーブル 1本 1.2m EVO1302F-AC-V2-1.2
評判の良い!ラックスマンのアンプ付属の電源ケーブル
ラックスマンのアンプに付属している電源ケーブルの音質が良いとの評判で、電源ケーブル単独で販売されている。
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ラックスマンの電源ケーブルは、とても付属品で使われているとは思えない程の音質が実現できる。
私の環境では、今まで非メッキの電源ケーブルを使っていたネットワークプレーヤーにラックスマンの電源ケーブルに変えてみたところ、パッと音場が広がり響きの滞空時間が長く、レンジも広くなって驚かされた。
デジタル機器などの上流に使うと良さが引き立った。
詳しくは👇こちらの記事から!
電源ケーブルは組み合わせ方で音を操る
電源ケーブルの音の違いは、スピーカーケーブルよりも複雑である。
簡単に「違い」を洗い出すと以下のようなポイントが挙げられる。
<電源ケーブルの音の違い>
①太さによる音の違い。
②構造による音の違い。
③線材による音の違い。
④電源プラグの素材による音の違い。
① 太さによる音の違い
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フジクラのCV-Sは太さのラインナップが有る。
太さは、5.5sq 3.5sq 2.0sq の主な3種類が有名。
フジクラのCV-S電源ケーブルは、私自身長い間アンプやCDプレーヤー、ネットワークプレーヤーに使ってきた経験がある。
交換してはっきり音の違いが明確になるケーブルで、ケーブルの断面積(太さ)によっても音の違いが明確だ。
部屋やオーディオ装置によって相性があるので、試してみるしかないが、ピュアオーディオのDENONのPMAー2000ⅡやラックスマンのLー505UxⅡでは、3.5sqが相性が良く。私の環境では3.5sqがバランスが良かった。
太ければ太いほど良いとは限らない。
こればかりは自分の耳で確かめるしかないのである。
藤倉電線 フジクラダイアCV-S 3芯 5.5sq 電源ケーブル 切り売り (3m) 藤倉電線 フジクラダイアCV-S 3芯3.5sq 電源ケーブル 切り売り (3m)
藤倉電線 フジクラダイアCV-S 3芯 2.0sq 電源ケーブル 切り売り (3m)
②構造による音の違い
電力用のキャプタイヤケーブルは、安くてしっかりした造りになっているので、昔ホームセンターの切り売りを必要な長さだけ購入し、電源ケーブルをよく自作していた。
白と黒の2芯でアースなしだが、一般家庭では、特にアースに繋ぐメリットも少ないと思うので、2芯で十分だと思うが、オーディオ用のメーカー品はアースケーブル付きの3芯が多い。
🌟アースは実は、、?
他にも4芯ケーブルがあり、カナレのスピーカーケーブルやMOGAMIのRCAケーブルの4芯スターカッドケーブルはプロでもノイズに強いことで重宝されているようで、実際に私もそのケーブルを使用しており、音の良さや長く引き伸ばした場合でもノイズの少なさは確認済みだ。
電源ケーブルで4芯構造は、大昔にホームセンターで売っている電力用ケーブルの4芯+アース線しか使ったことがない。
今では手元に無いので、当時に音質のメリットを感じなかった為か、今まで使用し続けていない。
業務用音響ケーブルメーカーのカナレ やベルデンからも電源ケーブルが発売されている。
カナレの電源ケーブルは被覆を剥がしてみると、しっかりした目の細かい網目状のシールドがかぶせてある。
BELDENの電源ケーブルのシールドはアルミ箔のような柔らかめの薄いもの。
フジクラのCVーSは、被覆を剥がすと手を切りそうになりそうな硬い銅が巻かれている。
👇こちらはAETの4芯+アースの電源ケーブルを使った完成品。
結構な価格だがAETには桁の違う高級電源ケーブルも有る。
③線材による音の違い
私はAETの1302という切り売りケーブルで2本の電源ケーブルを自作した事があるが、いずれも音の透明度はカナレやBELDENよりも良かった。
オーディオ機器や自分の求めている音に対する思いによって人それぞれだと思うが、AETの電源ケーブルは、私にとっては少し上品過ぎたようだ。
確かに響きがきれいで、低音から高音までのバランスも良いのだが、何か面白みにかけるような気がして、フリマに出品し売ってしまった。
買っていただいた方は、音の分解能がアップした!と言って非常に喜んでいただいた記憶がある。
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[rakuten:dtc:10854923:detail]
④電源プラグの素材による音の違い
電源プラグもケーブルと同じで導体でもあり、且つ接点でもある。
どちらかと言うと接点、いわゆるプラグの刃の部分のメッキ仕上げによっての音の変化の度合いが大きい。
ネット上では一時期、非メッキが最高と言われていたが、私自身もそうなのかぁ〜と思って導入してみた。
しかし、何度もヒヤリングしたのだが全ての電源プラグを非メッキにすると音の粗さや高音の響きや伸びが物足りず結局メッキのプラグを取り入れる事となっている。
スピーカーケーブルと同様、安いものからオーディオ機器よりも値段の高いものまで様々な電源ケーブルが発売されているが、それぞれ自分の予算に応じて購入していただければ良いと思う。
組み合わせで自分好みを見つけ出す
電源ケーブルによる音の操り方は、上記①②③④「違い」を利用する事である。
同じ電源ケーブルをCDなどのプレーヤーとアンプに使うのも良いが、それぞれ異なるケーブルを試してみると新たな発見があるはずだ。
このことはオーディオ機器と同じく、電源ケーブルも組み合わせによって音作りができるからである。
自作の場合は更に複雑な組み合わせができる。
それは、電源ケーブルと電源プラグの組み合わせも絡んでくるからだ。
複数の電源ケーブルの組み合わせがあればあるほど、音を操ることができるのだが、実際に交換してみて聴く日によって音の聴こえかたが変わったり、聴く曲によっても音の印象が変わる。
しかし、どのケーブルをどの機器で取り替えたときに自分好みになったのか?が判らないという事に陥る場合がある。
私自身もそのような経験があり、「あの時の音」を探すために、また電源ケーブルをとっかえひっかえしなくてはならなくなった。
視聴の都度にメモを残すことの勧め
例えば、下のようにパターン別に視聴のたびにメモっておくと良い。
(Aパターン)
CDプレーヤーにベルデンの電源ケーブル。
アンプにaudioquestの電源ケーブル。
レビュー:低音に馬力があるが、高音の伸びがも少しほしい。
(Bパターン)
CDプレーヤーにAETの電源ケーブル。
アンプにラックスマンの電源ケーブル。
レビュー: 音場感が豊かで広がりがありつつ細かい音がよく聞こえる。
(Cパターン)
CDプレーヤーに・・・・・・・。
アンプに・・・・・・・・・・。
レビュー: ******************
自分がオーディオ評論家になったかのように、自分なりのレビューを記録することが良い。
これをあとで読み返してみると、自分でメモしたレビューにも関わらず非常に参考にになるのである。
これは、他人のレビューを何回も読むよりも断然信頼性が高い!!
なぜなら「自分の部屋」で「自分の購入した装置」で「自分の耳」で聴いた音だからだ。
オーディオだけでなくても、人の意見や評価も参考にすることも大事だが、最終的には自分の判断が頼りになる。
どんどん自分のレビューメモを書いて、大いにそれを参考にしオーディオシステムの音を操ることで、徐々に自分好みの音質に調整でき、更に自分の耳を信じることができるようになるのでぜひ試していただければと思う。
私自身はブログを書いているが、たまに自分の記事を読んだりして忘れかけていたことを思い出したりヒントを得たりしている。
オーディオは実験すると発見がある。
自分好みの音を追求し、発見できた時はこの上ない喜びが得られる。😌
2020年9月25日(更新)
2020年3月12日(初回投稿)