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団地住まいのサラリーマンが如何にして低価格で高音質をねらうのか! オーディオ歴史約40年の使いこなし術をご紹介!(☆初心者からマニアまで☆)

【電源ケーブルの選びかた】オーディオを自分好みの音質にする為には?

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オーディオは電源ケーブルで音質が変わる!

 

オーディオは電源が命。

スマホのようにバッテリー駆動でない限り、コンセントから電力を得てオーディオ機器が使うことになっている。

まだ音声信号にもなっていない電気を、壁のコンセントからオーディオ機器に供給するためは電源ケーブルが必要となる。

この電気を通すだけの電源ケーブルを交換すると面白いように音質が変わる。

音質が変わると言っても必ずしも音質が良くなるわけではない。

機器との相性や自分の好みに応じて電源ケーブルを交換していくことにもオーディオの楽しさがある。

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【もくじ】

 

音質改善は、まず電源ケーブルから!

電源ケーブルが交換できるオーディオ機器

オーディオ機器の基本的なセッティングを行った後に、効果的に音を操る方法の一つとして電源ケーブルを交換する方法がある。

30年程前のプレーヤーやアンプの殆どは、電源ケーブルが機器から直に出されており、電源ケーブルを交換できるオーディオ機器は、ほとんど見かけなかった。

わりと高級なアンプなどでも、今の時代に販売されているオーディオ用の電源ケーブルからするとかなり細めなケーブルだった。

当時からスピーカーケーブルやRCAケーブルについては、とにかく太さで勝負!という大蛇のようなスピーカーケーブルや入力端子が壊れるのではないか?と思うほどのRCAケーブル、最近のイヤホンのリケーブルのような編まれたものなど多種多様なものが発売されていた。

電源タップについては、オヤイデ電気やベルデンなどのものがオーディオ雑誌でよく取り上げられていた。

 


オヤイデ 3P-4口電源タップ(ケーブル付・2.0m)OYAIDE OCB-1 SX V2

 


オヤイデ電気 電源タップ MTS-6

 


オヤイデ電気 マルチパワータップ OCB-1EXS

 

 


Belden 電源タップ(ケーブル直付け2.0m付)BELDEN PS1650 MK2

 

現在のオーディオ機器は、電源ケーブルが交換できるものが多くなっている。

 

 

電源ケーブルを交換すると面白いように音が変化する!

電源ケーブルを自作された経験のある方は既にご承知の事と思うが、まだ試されていない方はぜひオーディオ機器の電源ケーブルの交換にチャレンジしてみて欲しい!

(尚、源ケーブルの自作は下手をすると火災などの危険を伴う可能性もあるので、自作する際は自己責任でお願いします。)

 

市販されているオーディオ用の電源ケーブルは多数ある。

各種メーカーから沢山の電源ケーブルが発売されているので選ぶのが大変だ!

 

自作したオーディオ用の電源ケーブルもヤフオクなどにたくさんの出品されている。

 


オヤイデ電気 デンゲンケーブル L/i50 G5

 


プロケーブル Wattgate シールド電源ケーブル 透明プラグ【ケーブル長】1.0m

 


SAEC PC-Triple C導体 高品質電源ケーブル 1.5m PL3800-1.5

 


ACOUSTIC REVIVE PC-TripleC ハイコストパフォーマンス 電源ケーブル 2.0m 1本 AC2.0TRIPLE-C2.0

 


AET 電源ケーブル 1本 1.2m EVO1302S-AC-V2-1.2

 


AET 電源ケーブル 1本 1.2m EVO1302F-AC-V2-1.2

 

 

評判の良い!ラックスマンのアンプ付属の電源ケーブル

ラックスマンのアンプに付属している電源ケーブルの音質が良いとの評判で、電源ケーブル単独で販売されている。

ラックスマンの電源ケーブルは、とても付属品で使われているとは思えない程の音質が実現できる。

私の環境ではネットワークプレーヤーに、ラックスマンの電源ケーブルに繋ぎ変えてみたところ、パッと音場が広がり響きの滞空時間が長く、レンジも広くなって驚かされた。

デジタル機器などの上流に使うと良さが引き立った!

詳しくは👇こちらの記事から!

www.audiojazzlife.com

 

 

電源ケーブルは組み合わせ方で音を操る

電源ケーブルの音の違いは、スピーカーケーブルよりも複雑である。

簡単に「違い」を洗い出すと以下のようなポイントが挙げられる。

 

<電源ケーブルの音の違い>

 ①太さによる音の違い

 ②構造による音の違い

 ③線材による音の違い

 ④電源プラグの素材による音の違い

 

① 太さによる音の違い

 電源ケーブルの太さの違いを知るには、5.5sq 3.5sq 2.0sqなどの種類があるフジクラのCV-Sが分かりやすい。

 フジクラのCV-S電源ケーブルは、私自身長い間アンプやCDプレーヤー、ネットワークプレーヤーに使ってきた経験がある。

 交換してはっきり音の違いが明確になるケーブルで、ケーブルの断面積(太さ)によっても音の違いが明確だ。

 部屋やオーディオ装置によって相性があるので、試してみるしかないが、ピュアオーディオのDENONのPMAー2000ⅡやラックスマンのLー505UxⅡではフジクラを使う限り3.5sqが相性が私の環境ではバランスが良かった。

 電源ケーブルが、太ければ太いほど良いとは限らない。

実際に2.0sqもあれば電源ケーブルとしては十二分の太さなので、3.5sqや5.5sqが過剰に太いともいえるのだが、しかし何故かフジクラの2.0sqは音が固くどんなプラグでも調教できなかったし、うちのサブシステムやAVシステムに使っているマランツの薄型AVアンプでもフジクラ2.0sqは音がソリッドすぎる。

 フジクラの一番太い5.5sqは大昔に使ったことがあるが、かなり太く固すぎてプラグを取り付けるのに相当苦労したので、今は一切使っていない。

 フジクラの3.5sqとオヤイデのパラジウムの電源プラグの組合せで作った電源ケーブルは、つないだ瞬間から響きの良さが伝わってくる。

 原音かどうかは別として、あまりにも音が変わるので怖いくらいだ。

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このように太さによる音の違いは明確にある。

こればかりは、自分の耳で確かめるしかないのである。

 

実は業務用ケーブルのCanare(カナレ)にも、電源ケーブルがある。

最近うちのシステムに導入しており、非常に安定している良好なケーブルだ。

カナレの2.0sqはサブシステムのマランツの薄型AVアンプに使用しており、非常に透明度が高くレンジも広く小型2wayブックシェルフ型スピーカーとバランスが良い。

サブシステムでは3.5sqにすると何故か重苦しい音になってしまう。

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カナレの3.5sqはメインシステムのラックスマンのプリメインアンプのように、もう少し大きなトランスを積んだアンプの方が合っている。

電源ケーブルについては、相当長い間とっかえひっかえしたが、カナレ3.5sqとハッベルの電源プラグで作った電顕ケーブルは結構長く使っていた。

カナレとハッベル組合せは、熱いジャズもクールなジャズもうまく良く鳴らし分けてくれ、レンジ感も十分で低域のバランスがよい伝統のラックストーンも十分感じられる。

カナレは、フジクラほど特有な個性がないのが個性かもしれない。

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もし電源ケーブルを自作したことがなければ、最初は完成品を購入してみて後にプラグを交換してみると良いかもしれない。

 

 

 

 

②構造による音の違い

電力用のキャプタイヤケーブルは、安くてしっかりした造りになっているので、昔ホームセンターの切り売りを必要な長さだけ購入し、電源ケーブルをよく自作していた。

白と黒の2芯でアースなしだが、一般家庭では、特にアースに繋ぐメリットも少ないと思うので、2芯で十分だと思うが、オーディオ用のメーカー品はアースケーブル付きの3芯が多い。

しかし、通常アース線は特に接続する必要はない。

言い換えれば、電源ケーブルを自作する場合にプラグのアース端子に接続してもよいが、壁のコンセントのアース端子にはそもそのアースがつながっていないのである。

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他にも4芯ケーブルがあり、カナレのスピーカーケーブルやMOGAMIのRCAケーブルの4芯スターカッドケーブルはプロでもノイズに強いことで重宝されているようで、実際に私もそのケーブルを使用しており、音の良さや長く引き伸ばした場合でもノイズの少なさは確認済みだ。

 電源ケーブルで4芯構造は、大昔にホームセンターで売っている電力用ケーブルの4芯+アース線しか使ったことがなかった。

 4芯ケーブルを用いた電源ケーブルは音質のメリットを感じなかったし、今まで使用していなかった。

 ちなみにカナレの定番の4芯スピーカーケーブル 4S8とフルテックの機関車のような形の電源プラグを組み合わせて電源ケーブルを自作してみたが、どの機器に繋いでもしっくりこなかった。

 

 カナレの3.5sqや2.0sqの電源ケーブルは、被覆を剥がしてみると芯線がしっかりしと網目状のシールドとアルミラップ(写真では見えにくい)で覆われている。

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BELDENの19364のシールドは、アルミ箔のような柔らかめの薄いものだけが施されている。

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 ベルデンもカナレも2.0sqの音質は、グルーブ感のある十分な低音を聴かせてくれる。

 何度繋ぎ変えても、フジクラの2.0sqでは落ち着かず、結局ベルデン19364やカナレ LP-3V20ACなどの2.0sqの電源ケーブルに戻してしまう。

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ベルデンの電源ケーブルが、ハッベルのプラグと組み合わせられた特別仕様のものが完成品として発売されているのも興味深い。

 

 

 

 

③線材による音の違い

 AETの1302という切り売りケーブルで2本の電源ケーブルを自作した事があるが、いずれも音の透明度はカナレやBELDENよりも良かった。

 

 

 

 

 

 オーディオ機器や自分の求めている音に対する思いによって人それぞれだと思うが、AETの電源ケーブルは私にとっては少し上品過ぎたようだ。

 確かに響きがきれいで、低音から高音までのバランスも良いのだが、何か面白みにかけるような気がして、フリマに出品し売ってしまった。

 オールAETで自作した電源ケーブルを買っていただいた方は、音の分解能がアップした!と言って非常に喜んでいただいた記憶がある。

 

④電源プラグの素材による音の違い

 電源プラグもケーブルと同じで導体でもあり、且つ接点でもある。

どちらかと言うと接点、いわゆるプラグの刃の部分のメッキ仕上げによっての音の変化の度合いが大きい。

 ネット上では一時期、非メッキが最高と言われていたが、私自身もそうなのかぁ〜と思って導入してみた。

 しかし、何度もヒヤリングしたのだが全ての電源プラグを非メッキにすると音の粗さや高音の響きや伸びが物足りず面白味がなく、結局どこかの箇所にメッキのプラグを取り入れる事となっている。

 非メッキとメッキの電源プラグについて賛否両論があるが、自分を信じて自分の好みに従えばよい。

 違うと思えば変えてみるとか、ほかの機器に繋いぎ変えてみるなど試行錯誤も楽しい。

 

 

 

 

スピーカーケーブルと同様、安いものから値段の高いものまで様々な電源ケーブルが発売されているがそれぞれ自分の予算に応じて購入していただければ良く、5,000円~20,000円くらいのものでも十分ピュアオーディオとして使える。

 

組み合わせで自分好みを見つけ出す

 電源ケーブルによる音の操り方は①②③④「違い」を利用する事である。

 

<電源ケーブルの音の違い>

 ①太さによる音の違い

 ②構造による音の違い

 ③線材による音の違い

 ④電源プラグの素材による音の違い

 

 同じ電源ケーブルをCDなどのプレーヤーとアンプに使うのも良いが、それぞれ異なるケーブルを試してみると新たな発見があるはずだ。

 このことはオーディオ機器と同じく、電源ケーブルも組み合わせによって音作りができるからである。

 電源ケーブルを自作すると更に複雑な組み合わせができる。

 それは、電源ケーブルと電源プラグの組み合わせも絡んでくるからだ。

 複数の電源ケーブルの組み合わせがあればあるほど、音を操ることができるのだが、実際に交換してみて聴く日によって音の聴こえかたが変わったり、聴く曲によっても音の印象が変わる。

 しかし、どのケーブルをどの機器で取り替えたときに自分好みになったのか?が判らないという事に陥る場合がある。

 私自身もそのような経験があり、「あの時の音」を探すために、また電源ケーブルをとっかえひっかえしなくてはならなくなった。

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視聴の都度にメモを残すことの勧め

電源ケーブルに限らないが、何か比較視聴する場合は、下のようにパターン別に視聴した感じを自分なりにメモっておくと良い。

人に見せるものではないので、自分なりの表現を素直に記しておいた方が後々その音が思い出せたりする。

 

例:(Aパターン)

CDプレーヤーにベルデンの電源ケーブル。

アンプにaudioquestの電源ケーブル。

レビュー:低音に馬力があるが、高音の伸びがも少しほしい。

  

例:(Bパターン)

CDプレーヤーにAETの電源ケーブル。

アンプにラックスマンの電源ケーブル。

レビュー: 音場感が豊かで広がりがありつつ細かい音がよく聞こえる。

 

例:(Cパターン)

CDプレーヤーに・・・・・・・。

アンプに・・・・・・・・・・。

レビュー: ******************

 

などなど

 

これをあとで読み返してみると、自分でメモしたレビューにも関わらず非常に参考になるのである。

これは、他人のレビューを何回も読むよりも断然信頼性が高い!!

なぜなら「自分の部屋」で「自分の購入した装置」で「自分の耳」で聴いた音だからだ。

オーディオだけでなくても、人の意見や評価も参考にすることも大事だが、最終的には自分の判断が頼りになる。

どんどん自分のレビューメモを書いて、大いにそれを参考にしオーディオシステムの音を操ることで、徐々に自分好みの音質に調整でき、更に自分の耳を信じることができるようになるのでぜひ試していただければと思う。

私自身はブログを書いているが、たまに自分の記事を読んだりして忘れかけていたことを思い出したりヒントを得たりしている。

 

追記:オーディオケーブルの世界は奥が深い

前項までの内容は2021年9月に更新したものだが、その後わたしのオーディオシステムは進化し続けている。

実は、ラックスマンのプリメインアンプにはカナレの3.5sqが最高と思っていたが、別のスピーカーケーブルとの組み合わせではカナレの2.0sqの方がよかったりする。

最近は電源ケーブルを2.0sqにして、今までお蔵入りになっていたスピーカーケーブルの方が相性がよくまた新たな発見をしてしまった。

 

<電源ケーブルの音の違い>についてご興味を持っていただいたのなら、以下の①②③④以外に「素線の太さと本数の違い」で音の傾向がガラッと変わる。

 ①太さによる音の違い

 ②構造による音の違い

 ③線材による音の違い

 ④電源プラグの素材による音の違い

 

👇更なるケーブルの深み「素線の太さと本数の違い」について記載している。

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オーディオは実験すると発見がある。

自分好みの音を追求し、それを発見できた時はこの上ない喜びが得られる。

そして何よりいい音で音楽を楽しむことができる。

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👇もくじをタップすると読み返したい箇所にジャンプします。

【もくじ】

 

2022年2月21日(追記)

2021年9月20日(更新)

2020年3月12日(初回投稿)

 

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