人生を豊かにする!! ★趣味のオーディオ幸福論★ audiojazz’s blog

高音質を求め続ける方へ贈る!私のオーディオ経験をご紹介(☆初心者からマニアまで☆)

高音質オーディオセッティング。重要ポイント!🌟ステレオこそモノラルが大切だ!🌟

ステレオ再生に於けるモノラル音声の重要性

・身近なモノラル音声

 モノラルとは単一の音声信号で1つのスピーカーやイヤホンなどで再生するもの。

 イヤホンは片耳だけにつけるものだった。競馬中継で片耳にイヤホンを付け、競馬新聞を手に持ってる観客をテレビで観たことはないだろうか?彼らは音楽を聴いているのではなくラジオの競馬放送を聴きながらどの馬に賭けるかを決めるために情報収集している。

 

 

 

 テレビもラジオもモノラル放送から始まりステレオ放送に移り変わってきた。

(しかし、サラウンド放送はいつまでたっても特定の番組だけで一向に増えないのはなぜだろう?)

 

 私たちが持っている携帯電話やスマホの通話音声は、まさにモノラル音声である。

 

 音楽を聞くときは、両耳にイヤホンをしてステレオ音声を聴いているが、電話は基本的に片耳で聞き、1つのマイクいわゆるモノラルで音を拾い通話している。

 

 

 

 

・1950年代ごろまでの録音(レコード音楽)

 ジャズファンの間で、50年代の往年のジャズアルバムは、ステレオ版よりモノラル版のほうが最高だと言う人が多い。時代を感じさせない新鮮な優秀録音がjazz好きにオーディオマニアが多い所以かもしれない。

 

 

 

 60年代以降はステレオ録音が主流になってくる。

 この頃は、左にサックスとベース、右にトランペットとドラマ、センターにピアノなどわかりやすく振り分けられている録音が多い。

 

 

・オーディオ機器の左右の特性

 オーディオマニアの話しになるが、左右2本のスピーカーでステレオ再生をするオーディオシステムにおいて、モノラル音源をまともに再生できない装置はステレオ音源もまともに再生出来ない。

 

 アンプで左右の音量や低音から高音の周波数特性が左右異なるものはステレオで再生すれば誤魔化されがちだが、モノラル音源だと化けの皮が剥がれる。

 

 これはモノラル音源という単一の信号をステレオアンプの役割としては、左右のスピーカーに全く同じ音質と音量で増幅して送らなければならないからだ。

 

 スピーカーも同じことで、左右同じモノラル信号をアンプから受けた場合、左右のスピーカーは同一特性で再生出来なければならない。

 

 私が、audio pro のFS-20というトールボーイスピーカー を購入したときのことだった。

 

 

  スピーカーが家に届きセッティングして音出しをした時のこと、何かボーカル帯域がおかしい事に気がついた。

 スピーカーを片方づつ鳴らしたり、左右入れ替えたりしても片側のスピーカーの音がおかしかった。

 小さな音量でスピーカーのユニットに近づいて耳を澄ますと、明らかに片側のスピーカーのミッドレンジユニットの音が歪んでいる。

 販売店に連絡してこのことを話すと、確かめたいのでスピーカーを店に送り返してほしいとのことだった。

 スピーカーを送り数日後に販売店から連絡があり「確かに片方のスピーカーのミッドレンジのユニットがおかしいですので、新品とお取り替えします。」とのことだった。

 オーディオ専門店だった為か、販売店の方も音の歪みを確認できたとの事で、無事交換に応じてくれたのだが、普通だったらメーカーに確認させると言ってしばらくの間待たされることになっただろう。

 このようにステレオ再生に於いて片側のスピーカーの音が少しでもおかしいと違和感を感じるものである。

 基本的に有名なオーディオメーカーは、精密に測定して出来る限り左右同一特性のスピーカーをセットして送り出しているので問題は少ないと思う。

 心配なのはオークションなどの中古品だ。経年劣化でアンプやスピーカーの左右特性が崩れている場合や故障しているケースもある(出品者も気づかない)と思う。

 中古オーディオを購入するときは、ある程度覚悟しておかなければならない。

 

・モノラルを制す

 ここからはオーディオ機器に異常が無いことを前提として話す。

 モノラルを制すとは、ステレオのオーディオシステムで左右の2本のスピーカーからモノラル音源を再生した場合にしっかりと音が真ん中に定位することに努めることである。

 

*各音域の確認作業

①モノラル録音のCDやレコードを1枚でも持っておく必要がある。(ダウンロードでも構わない)

②スピーカーをしっかりとセッティングする。(私の過去の記事の、「高音質化!振動対策シリーズ」を参考にしていただけると有り難い)

 セッティングするときは、左右のスピーカーの距離を少し広めにとると判りやすいと思う。  

③モノラル音源を再生する。

④スピーカーの真ん中に音像が定位するか確認する音を視るように聴く事がポイントだ。(これも過去の記事「オーディオの音は視るものだ!」をご参考にしていただけると有り難い。)

 ④−1高音の定位を視る。

 アンプに高音のレベル調整がある場合は、右につまみを回して高音の音量をアップさせ、同時に低音のレベルを左につまみを回して下げて高音を強調して視る。

 ④−2中音の定位を視る。

 アンプの高音と低音共にレベル調整つまみを左に回して中音を強調して視る。

 ④ー3低音の定位を視る。

 これは難しい。低音は波長が長いため音の定位を感じにくいからである。

 でも試しにアンプの低音のレベルを上げて、高音のレベルを下げて確かめてみると良いと思う。

 

 以上①から④の手順でモノラルの音の定位が各音域で大まかだが確認できると思う。

 ここから先は、徐々にスピーカーの位置を変えながら(前後左右に)しっかりと真ん中にモノラル音源が高音からできれば低音まで揃うように時間を掛けて調整していく。

 

*音像をセンターに定位させる。

 この方法は部屋の環境や持っているスピーカーや設置場所(スピーカースタンドやチェストの上など様々)によって異なるので100%皆に当てはまるわけでもない。

 長年オーディオマニアをやっている人でも、常にセンターに音像を定位させる事との戦いであるといっても大げさではないと思う。

 

・左右のスピーカーの壁の条件を揃える事。(左右の壁、背面の壁)

 *スピーカーの設置場所を左右の条件の揃いやす場所を出来るだけ見つけたい。

 *音響ボードなどの反射板やカーテンやタペストリーなど吸音材を使用する。

 

・左右のスピーカーの前の床の条件を揃える。

  *カーペットや敷物(私はムートンを敷いている)で調整する。

 *板などで反射を利用する。

 

・スピーカーの壁からの距離を変えてみる。(左右の壁、背面の壁)

 *自分で寸法を控えて、感じた音の印象をメモっておくと判りやすい。

 

・スピーカーの角度を変えてみる。

 *真正面から徐々にリスニングポジションに向けて角度を振ってみる。

 

  以上、基本的なことを書いたが広い部屋であれば調整幅も広いので対策し易いが、私のオーディオルームは7畳の和室で、しかも布団を敷く寝室も兼ねているので、左右の壁やスピーカー背面の壁から手前に動かすことにかなり制限がある。

 こればかりは出来る範囲で自分で試して根気よくやってみるしか無い。

 私の実家の自分の部屋はもう少し広い洋間だったが、独立して今の部屋に引っ越ししてきた当初は、同じシステムでも使っていたラックさえ置けずかなり苦労した。

 制限のある中でも、調整して少しでも気持ちよく音楽が聴けるようにセッテイングできるとオーディオ機器も存分にいい音で鳴ってくれる事と思う。

 

 実は、モノラルを制する事によりステレオ録音の音楽も見違えるように良く鳴ってくれるようになる。

 

 ステレオの広がりを出すためにも、実はモノラルが重要なのである。

 

 ボーカルが見事に真ん中に定位し、そこに歌手が感情を込めて歌っている。

 センター定位だけでなく録音エンジニアが魂を込めて配置した楽器の音が視えてくる。

 ソロパートを演奏するミュージシャンの姿も視る事ができるようになる。

 

*モノラル録音の音楽を味わう 

 最後にJAZZのモノラル録音で有名なアルバムを少し紹介しておこう。

 

🌟ソニー・ロリンズの名盤 サキソフォン・コロッサス

 モノラルだが50年代とは思えない鮮度と迫力のあるアルバムだ。

 

 

 

🌟マイルス・デイビスのサウンドトラックアルバム 死刑台のエレベーター

 これはマイルスがフランス映画のフイルムを観ながら即興で演奏したと言われている。アルバムの前半はエコーなしのバージョンで、後半が実際に映画に使われたエコーを効かしたバージョンになってその比較が面白い。

 

 

是非、1950年代のモノラルのアルバムを聴いてみて欲しい。

スピーカーを無視して、力強い音が左右のスピーカーの真ん中で朗々と鳴っている様はステレオ音源と違った味わいがある。

 

2020年2月7日 

 

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