人生を豊かにする! ★趣味のオーディオ幸福論★ audiojazz’s blog

団地住まいのサラリーマンが高音質を求め続ける! オーディオの使いこなし術をご紹介!(☆初心者からマニアまで☆)

1000万円!ハイエンドオーディオは意外にも・・・。

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<あの頃の好み>

・スピーカーはバックロードホーンスピーカーで個性重視!

・アンプは繊細感より馬力重視!

・ケーブル類は単線に限る!

・音楽は70年代のエレクトリックマイルス!

・音はハイスピードな立ち上がり重視!

、、、 だった。

 

<優しく暖かったハイエンドオーディオ>

 

 以前、勤めていた会社の取引先の社長が、私がオーディオ好きだと知ってご自宅に招いていただいた事がある。

 

 その社長もオーディオ好きで1000万円ほどのシステムを組んでいるとの事で、興味津々ご自宅まで車を走らせた。

 

 

 静かな高級住宅街にある重厚な家だった。

 

 

 玄関にお招きいただき、ほど近くにオーディオ専用ルームある。

 

 扉は防音扉を2回開けなければ部屋に入られないという徹底ぶりだ。

 

 部屋は約20帖の洋間、床はフローリングだがフワフワせずしっかりしている。

 

 

 その部屋の奥にそびえ立つスピーカーは、JBLの15インチウーハーに、コンプレッションドライバーとホーンの組み合わせ、更にスーパーツィーターを繋げている。

 

 背丈ほどある立派なスピーカーに圧倒された。

*下のスピーカーはイメージです。)

 

 

 何とこれをドライブするのは、自作の真空管アンプ1セット だけである。

 (*下のアンプはイメージです。)

 

 

 マルチアンプ でチャンネルディバイザーと思いきや、たどり着いたのがこの組み合わせだという。

 

 

 クロスオーバーネットワークもご自身で作成されたとのこと事。

 

 

 CDプレーヤーはWadia(ワディア)製で、CD1枚再生するのに何故こんなゴツい装置が必要なのか?と思うほど立派なものだ。

 

 

 

 真空管アンプ の球が温まったところで、社長のお気に入りの曲をかけていただいた。

 

  男性ジャズボーカルのライブアルバムだったが、ステージで話している声が実にリアルで会場のエコーが部屋に充満する。

 

 

  私が持参した何枚かのCDも聴かせてもらった。

 

 

  音量を上げても全く耳につかず、何より自然に耳に入ってくる事に驚いた。

 

 

 

 私はフルレンジバックロードホーンをメインスピーカーにしていたが、ソフトによっては煩くて音量を上げてられない事がしばしばある。

 

 

 15インチウーハーに大型ホーンツィーターの組み合わせにもかかわらず、ユニットの繋がりが良く違和感のかけらもない。

 

 

  あまりにも自然過ぎて、当時の私は逆に物足りないぐらいだった。

  

 

 1000万円の装置といえば、中高音はいかにも高解像度で、低音は地鳴りのように鳴り、ワイドレンジ感がバリバリの艶々の圧倒的な音と思いきや全く違った。

 

 

 見た目は圧倒されるがスムーズな音に時間を忘れてしまう。

 

 

 社長は忙しくてゆっくり聴く時間があまりないと嘆いておられた。

 

 

 この社長は技術系の会社を経営されているだけあり、若い頃からご自身でアンプを作成したりしていたそうだ。

 

 

 訪問した時は、オーディオ用にパソコンを買ってCDをリッピングして”インフラノイズ”というメーカーのDACを繋いで聴いていると話されていた。

 

 

 技術者は単純に古いものがいいとかではなく、古くても良いものや新しい技術にも興味を示される。

 

 某オーディオメーカーの社長もたまにこのオーディオルームを訪れるとの事。

  

 

 私はその後、何度か社長の家で音楽を聴かせてもらった。

 

 

 ある日、インフラノイズというメーカーのAR-2000というデジタルノイズをカットする装置を私に譲っていただいた。

 社長曰くAR-2000の技術はすごいらしい。

 (CDプレーヤーの上乗っている社長からもらったインフラノイズ AR−2000)

 

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インフラノイズ社のオーディオ機器は今でも高級オーディオ店やオークションで取引されている。

 

 その社長とは、私が転職して以来お会いしていないが、あの1000万円のオーディオ装置を聴かせてもらった思い出が詰まっているインフラノイズ社のAR-2000。

 

 オーディオ機器は何も足さず何も引かないのが良いと信じていたが、インフラノイズ社のAR‐2000を通すとデジタル機器でも暖かい奥行きの深い音が漂う。

 

 そんなインフラノイズ社のAR-2000を今だに手放すことができない。

 

2020年1月7日

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