オーディオの失敗
オーディオは、失敗しても凹まない?
このスピーカーは、長年連れ添ってきたスーパースワン。
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フォステクスのFE108superから始まり、FE108ES、FE108ESⅡ、そして現在はFE108solという歴代限定ユニットが出るたびにユニットを交換している。
特にFE108ESⅡからFE108solが発売されるまでなんと14年もの間待ち続けていた。
2015年の冬、待ちくたびれてスーパースワンを手放そうと諦めかけていたところに、フォステクスがようやくFE108solという限定ユニットを発売。
私は当然のごとく購入し、だいぶ使い込まれたFE108ESⅡをエンクロージャーから取り外した。
そして、新しいFE108solを箱から取り出し、ケーブルを半田付けする前にエンクロージャーに嵌めてみてニヤけていた。
しばらくして満足した私は、スーパースワンを仰向けにして、そろそろ半田付けしようと思いユニットをエンクロージャーから取り外そうとしたが、相変わらず強力な磁気回路で重たくなかなか取り外せなかった。
そして、ユニットのフレームに爪をひっかっけて持ち上げようとしたとき、、、?!
なんと!
手が滑って!
買ったばかりの!
ユニットの!
センターキャップを凹ませてしまった、、。😱
ケーブルを半田付けする前、すなわち音を聴く前にやってしまったのだ。
14年間待ちに待ってようやく手に入れたユニットを、しかも音も聴かないうちから凹ませてしまうという事が、どんなに悔しいことか!!!。
「なんで俺は、いつもこうなんだ??!!」😫
と、叫んでからもう5年以上経過している。
当時はしばらく落ち込みつつも、ユニットを半田付けし問題なく音が鳴ると、落ち込むのも忘れてCDをとっかえひっかえ聴いていた。
フォステクスにメールで修理費を問い合わせところ、送料別で4,000円でセンターキャップを交換してくれるとのことだった。
しかし、待ちに待って買ったばかりのユニットをエンクロージャーから取り外し、梱包して送ることよりも、新鮮な音を聴くことをやめられず今に至っている。
14年も待つという事は、自分も14年も歳を取っていることになる。
年齢を重ねるたびに人間として落ち着きが出ているはずなのだが、手先が落ち着きを通り越して鈍ってきているようだ。
最近レコードプレーヤーを購入したときもやらかしている。
購入して1ヶ月も経たないうちに、レコード針を折ってしまったのである。
お陰で、早い段階でカートリッジの比較視聴ができたと思えば少しは心が休まる。😕
スピーカーの凹みは、生々しく残っているが、そこから流れてくる音楽に、心の凹みを癒やしてもらう日々を送らせてもらっている。😌
2020年4月18日