人生を豊かにする!! ★趣味のオーディオ幸福論★ audiojazz’s blog

高音質を求め続ける方へ贈る! オーディオの使いこなし術をご紹介!(☆初心者からマニアまで☆)

喫茶店のマスターが作った【真空管アンプの音色】(固定概念) 

 部屋の明かりを落として、アンプのスイッチを入れると、ガラスチューブの中のフィラメントが少しずつ熱せられ、ほのかな明かりが灯される。

 

 そしてレコード針を下ろすと、プチプチというノイズの後から真空管アンプに灯されたあかりのような柔らかな温かい音色が聴こえてくる、、、、

 

、、、、というのが、私の【真空管アンプの音色】のイメージだったのだが、、、、?

 

 

真空管アンプの音は色々?

 

ある喫茶店のマスターとの出会い

 

 昔、とある喫茶店に訪問した事がある。

 

 それは私が担当していた顧客の経営している店だった。

 

 その喫茶店の型板ガラスが入った木製の扉を開けると、ドトールやスターバックスなどとは違って、マホガニー調の木製カウンターやアールヌーボー調のランプが置かれたテーブルセットがあり、非常に落ち着いた雰囲気の内装だった。


 

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 私の顧客はカウンターの中で、香りのよいコーヒーを注いでいた。

 

 

 

 

 

 私は挨拶をしてから店の中をぐるり見渡すとカウンターの奥の吊り棚に目が留まった。

 

 

 そして吊り棚に置いてあったのものが、自作のスピーカーだと一目で分かった。

 

 

 そのスピーカーは、自作スピーカー界の神的な存在であるオーディオ評論家の長岡鉄男氏設計の「セミマトリックス・スピーカー」だった。
 

 

 それは、【AV-5】という型番がつけられているスピーカーで、一見 小口径フルレンジ+ドームツイーターからなる普通の小型2wayスピーカーを横倒しにして置いてあるように見える。

 

 実はそのスピーカーには、側面にもう一つソフトドームツイーターが取り付けられており、側面のツイーターのみマトリックス接続されているとうトリッキーなもの。

 

 

 AV-5はテレビの上の左右に置いて使用するスピーカーで、テレビ番組がステレオ放送の時にサラウンド再生されるというもの。

 

 

 昔のブラウン管テレビは奥行きがあり、天板の上に置物などを載せる事ができた。

 

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 マトリックス接続のスピーカーは、普通のアナログプリメインアンプで手軽にサラウンド再生が出来る。

 

 私も以前マトリックスサラウンドをAVシステムに採用していた。 

www.audiojazzlife.com

 

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喫茶店のマスター自作の真空管アンプ

 

 訪問を重ねるうちにいつの間にか取引先の顧客というよりも、オーディオ好きの喫茶店のマスターという見方で接するようになっていた。

 

 

 そして懐かしい長岡鉄男氏の自作スピーカーの話しに花が咲いた。

 


 喫茶店のマスターは真空管アンプも自作しているのだと言う。

 

 

 ある日、マスターのご自宅に招待される事となった。

 

 

 マンションの一室の玄関扉を開け、廊下の奥のリビングに通された。

 

 そこがマスターのオーディオをルームを兼ねていた。


 

 そこには自作のエンクロージャーに取り付けられたアルテックの小型フルレンジがさり気なく置いてあった。

 

 

 メインスピーカーには、 ヨーロッパのメーカー製のトールボーイが使われていた。

 

 

 

 これらのスピーカーをマスター自作の真空管アンプで鳴らしいるとのこと。

 

 

 今まで数台の真空管アンプを作って来られたそうだが、2台の真空管アンプをアルバムによって切り替えながらオーディオを楽しんで聴いているらしい。

 

 

 マスターはソニー・ロリンズの【サキソホン・コロッサス】(通称サキコロ)というジャズの名盤の「セント・トーマス」という曲。

 

 キャノンボール・アダレの【サムシング・エルス】というこれまた名盤の「枯葉」を聴かせてくれた。

 

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 どちらのアルバムも私の好みにドンピシャだった。

 

 

 私はこれまで真空管アンプを普通の部屋で、じっくりとソファーに座って聴いたのはその時が初めてだった。
 

 

 私の真空管アンプの音のイメージは、オーディオ雑誌の影響からか?”暖かい”とか”まろやか”というような、まったりと音色を楽しむような音質というイメージを持っていた。

 

 

 しかし、マスターがCDを鳴らし始めると、

セント・トーマス」ではソニー・ロリンズのサックスが力強く前に迫ってくる!

 

 そして「枯葉」は曲の出だしのマイルスのミュートをつけたトランペットが鋭く輝く!

 


 その音は、私が思っていた真空管アンプのイメージとは全く異なっていた!

 

 

 

 もう一台の真空管アンプに切り替えてもらい聴かせていただくと、今度は奥行き感のある雰囲気の良い音に変わった。

 


 マスターも、このアルバムでは私が最初に驚いていた真空管アンプの方が音が良いと言われていた。
 

 
 真空管アンプは確かにワイドレンジを誇張するものでないが、トランジスターアンプより回路がシンプルなので、能率のよいスピーカーだとストレートによく鳴るそうだ。

 

 

 

 

真空管の交換で色々な音を楽しむ

 

 私は未だ真空管アンプにはチャレンジした事はないが、真空管アンプに憧れて【ラックスマンの真空管ハーモナイザーキット】を購入した。

 

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 ラックスマンの真空管ハーモナイザーは、【12AU7】 という小さな真空管が1本だけ使われており、このハーモナイザーをCDプレーヤーなどの再生装置とプリメインアンプの間にライン接続するだけで真空管の音色が手に入るという魅力的な装置だ。
 

 

 【12AU7】という真空管は【ECC82】という真空管と互換性があるようで、Amazonやヤフオクなどで、いろんな種類のものを手に入れることができる。

 

 

12AU7 Mullard 真空管 リイシュー Reissue [並行輸入品]
 

  

JJ ECC82 ミニチュア/mT 双3極管 TJJECC82

JJ ECC82 ミニチュア/mT 双3極管 TJJECC82

  • メディア: エレクトロニクス
 

 

 


 私は2種類の手頃な【12AU7】の真空管を購入してハーモナイザーに付属されていた真空管と比較した結果、3つそれぞれの球によって音が違うことを認識した。

 

 

 一概に真空管アンプだから緩い音とは限らない事が理解できた。

 

 

 未だにマニアの間では真空管アンプは根強い人気だが、単にノスタルジーに浸っているだけではなく、その人が音質を追求した結果たどり着いた選択肢でもあるのだという事を喫茶店のマスターが自作した真空管アンプを聴いて勉強させてもらった。

 

 

 いつかは真空管アンプを自分のシステムに導入して、自分好みの音色を出しみたいと思うのであった。

 

 

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2020年10月4日 更新

2020年1月28日初回投稿

 

 

 

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