🌟音の変化を知るには、両極を知る。
◆物事には2つの対立したものがある。
・陰と陽、明と暗
・正と負、プラスとマイナス
・大と小、重いと軽い、長いと短い
・高いと低い
・硬いと柔らかい
・強いと弱い
・正義と悪
・速いと遅い
・寒いと暑い
・朝と夜
両極端のどちらかが明確な場合と2つの関係が、<、>、≧、≦、などの記号で表すように比較して初めて感じられる場合がある。
◆音の変化は複雑な要因がある。
①聴き手の変化
テレビの音量はリモコンでボリュームメモリの数字を決めておれば、いつでも同じ音量に聞こえるはずだが、例えば、朝起きたばかりのときに、テレビをつけると、"うるさいなー!だれや?こんなボリューム大きくして!”と思いながらリモコンで音量を下げようとすると、いつもと同じボリュームメモリの数字だったことは無いだろうか?
これはさっきまで、静かなところで寝ていて目が覚めたときは、まだ耳や脳ががその音量に対して慣れていないために起こり得ることで、度々体験することだ。
これは音を発生しているテレビの音量が変わったのではなく、聴く側の私達の身体の状態によって起こる変化だ。
気分がいいときや憂鬱なときなども聞こえてくる音が違うように感じる。
②音を発生する側の変化
オーディオ機器で音量を極端に小さく絞ったときと、音量を近所迷惑寸前までアップしたときでも同じ音楽でも聴こえ方が違う。
又、アンプの高音ツマミを右いっぱいにまわしたときと、左いっぱいにまわしたときも当然音の聴こえ方が違う。低音についてもしかりである。
このように人間は当然のことだが、有るか無いか位の極端に違うものは判りやすい。
オーディオが難しくも有り面白いところは、先に書いた聴き手側の変化や音を発生する側の変化によってもたらされる。
音を発生させる側の変化の要因は多くしかも複雑だ。
②−1直接的に音を発生する側の変化
オーディオ機器であるスピーカー、アンプ、プレーヤーだけでなく、電源のコンセント、電源ケーブル、インターコネクトケーブル(RCAケーブル、XLRケーブル)、デジタルケーブル、スピーカーケーブル、スピーカースタンド、オーディオラック、インシュレーターなどのアクセサリーは、直接的に音の変化を発生させる側の要因。
②−2間接的に音を発生する側の変化
部屋がからんでくると更に複雑になる。
ライブ(響きの多い)な部屋やデッド(響きの少ない)な部屋や場所など、上記の直接的に発生された音が部屋で反射や吸音を伴い間接的によって音の変化を発生させる。
このように、①と②−1,②−2が絡み合いオーディオで音楽再生するときに微妙に音の変化が伴うので、音質の判断をする事が非常に難しい。
◆音の変化は微妙だ。
オーディオ装置を高音質化するために色々手を変え品を変えやってもうまくいかないことは日常茶飯事である。
メーカーなど新商品が発表されて「前作よりワンランク上の音に仕上がった!」などと長年の間、新商品が出るたびに言われ続けているが、それが本当なら今時のエントリーモデルは昔のハイエンド機器に達していることだろう?
しかし、そんなことはまず無い。それはある人には大きな変化に感じたり、別の人には微々たることにしか感じなかったりするもので、目に見えない音と言うものの良さを伝えるための表現は難しいものである。
オーディオアクセサリーの評価についても同じで、”スピーカーを買い替えたかのような音質向上が図れるインシュレーター!!と言っても人によっては全く変化を感じない場合もあるだろう。
家のオーディオシステムであっても、ある時は最高の音質だ!と思っても、日によっては、いまいちだったりと音の印象が違う事が多々ある。
◆両極端を試してみよう!
そんな微妙な変化をセンサーのように耳を凝らして捉えているのがオーディオマニアなのだが、いつも自分のオーディオルームで聴いていると微妙な変化にきづいてくるようになるものである。
しかし、これからオーディオを始めようという方や長年オーディオをやっていて壁にぶち当たったりしたときは、微妙な変化を捉えようとしても疲れきって音楽を楽しむどころの話ではなくなる。
このような場合は思い切って極端なことをすると良い。
私自身もスピーカーケーブルで悩んだときは、あえて太いケーブルと細いケーブルを交互に繋ぎ変えて聴き比べたりしていた。
一例では有るが、
*スピーカーケーブルやアナログケーブル、電源ケーブルについて、
・細いケーブルと太いケーブルを比較しする。
・長いケーブル、短いケーブルを比較する。
・単線と多線を比較する。
・硬いケーブルと柔らかいケーブルを比較する。
*スピーカーのセッティングについては、
・低いところ(床に近づけて)と高いところに置いて比較する。
・左右のスピーカーの間隔を極端に広くしたり狭くしてみる。
・背面の壁との距離を離す、壁に近づける。
・大音量で聴いてみる、小音量で聴いてみる。
*電源プラグなど
・非メッキのものとメッキのものを試してみる。
*インシュレーターなど
・金属やガラス素材などの硬いものとゴム系などを試す。
他にも自分でできる限りで良いので、まずは極端な変化を感じることが大切だ。
今まで気が付かなかった事が発見できる場合もあるので、悶々と考えている場合は一度思い切ったことをするとよいと思う。
2020年2月9日
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