インシュレーターなどオーディオアクセサリーは見た目と値段のギャップが激しい。
なんでこんなものに何万円もするのだろう?という商品は珍しくない。
それは特殊な素材や技術力や大量生産しない製品ということもあり、そのような価格設定になっているかもしれない。
しかしインシュレーターの素材は概ね、金属、木製、ガラス、石、プラスチック、ゴムというものが基本である。
素材による音の傾向を知るには、身近に手に入る安いもので確かめてみるとよい。
使い方によって十分に音質改善になりうるので、無理して高級なオーディオアクセサリーを買って後悔するより、ホームセンターなど安く購入して試してみる方が音質改善の近道だったりする。
【もくじ】
ホームセンターやネットで安く買えるオーディオアクセサリー
オーディオ機器以外はホームセンターで調達していた!
高校時代は、夏休みと冬休みに短期のアルバイトで収入を得ていた。
その収入を貯めてオーディオ装置を買い、CDアルバムを買う。
当然、高校生活で他にもお金はかかるので、頻繁にオーディオばかりに費やすことはできない。
高校時代のオーディオシステムは、スピーカーとプリメインアンプ、FMチューナー、カセットテープレコーダー、CDプレーヤーで、少しずつグレードアップしていった。
しかしオーディオメーカーから発売されている高級オーディオアクセサリーまでは簡単に手がとどかない。
オーディオ機器以外のアクセサリーやオーディオ関連のものは、ホームセンターや東急ハンズで手に入れた。
スタンドやベースはコンクリートブロックが定番だった!
友人の家やオーディオ雑誌のお宅訪問など、スピーカーの下にコンクリートブロックをスタンドとして使用している写真がよく掲載されいた。
30cmウーハーの3wayスピーカーを載せるには非常に都合の良い大きさだった。
ホームセンターには、穴開きのコンクリートブロックは大体3種類くらいあったと思う。
・普通サイズ?は、100mm×190mm×390mmで3つの穴が空いている。
・大きいサイズ?は、150 mm×190mm×390mmで3つの穴が空いている。
・ハーフサイズ?は、100mm×190mm×190mmで穴ではなくくぼみになっている。
ブロックは、横に寝かせたり、立てたり、大中小を色々組み合わせて、自分の耳の位置にツィーターなどの高さになるように積む事ができる。
スピーカースタンドの理想は、重いこと、硬いこと、スピーカーの高さが理想になることだが、振動板のエネルギーをしっかり受け止めることが重要だ。
インテリア用として発泡スチロール製のコンクリートブロックに似せたカラフルなものがあるが、軽くて、柔らかいので、振動を受け止めることが出来ず、スピーカースタンドの役割としては疑問だ。
コンクリートブロックの穴は3つ有り、私はそこにタオルや砂袋を詰めて少しでも防振になるように対策していた。
大型スピーカーは背が高いので、コンクリートブロックを使うとしても1段のみでよいが、中型ブックシェルフから小型になるにつれスタンドの高さを確保しなければならないので2段、3段と積んだり、ブロックを立ててみたりして調整できる。
しかし、小型のスピーカーにコンクリートブロックを立ててつかうだけではトータルの高さが低すぎて、聴き手の耳の高さに届かないので工夫が必要だ。
コンクリートブロックの積み方で音が変わるのも楽しいものだった。
下に2つのブロックをベタ置きにして、その上に左右をスピーカーの幅ほどに2本のブロックを離して、前から見るとスピーカーの下に空洞が開くパターン。
左右ではなくスピーカーの前側と後側にブロックを置き、スピーカーの下が塞がれいるパターン。
ブロックをすべてベタ置きにして積むパターンなどいろいろな組み合わせがある。
これが非常に良い勉強になる。
スピーカーのユニットの下を塞ぐとバッフル効果で低音が増強される方向になる。
逆にブロックがスピーカーの左右端に置かれている場合は真ん中が空き低音は増強されない。
ブロックの3つの穴をタオルや砂袋を作って詰めると音のクセが減る。
これ以上説明しても、今の時代のスピーカーにはあまり参考にならないので、この辺にしておくが、とにかく万能なスピーカースタンドだった。
昔は、日本の各メーカーは30cmウーハー3Wayの1本59,800円の中型ブックシェルフスピーカーにしのぎを削っていたが、今は中型ブックシェルフスピーカーといえば、JBLの4312シリーズくらいしか思い浮かばなくなった。
最近は、殆どトールボーイスピーカーか小型ブックシェルフスピーカーというように二極化しているためだ。
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袋ナットはとっても高音質なインシュレーター!
前にも記事に書いたことがあるが、袋ナットというもので金属製のボルトの先端を半球状のもので覆われているのを誰でも目にしたことがあると思う。
これが効果満点で、私のスピーカーの下には必ず袋ナットを挟んでいた。
有名な10円玉インシュレーターよりも効果があると思う。
半球状の袋ナットは、ほぼ点接触で設置でき、1点に荷重がかかることにより振動が制御され、スピーカーの低音から高音までクリアーかつ量感豊かに鳴るようになる。
欠点は上に載せたスピーカーが軽いと少し触っただけで滑ってずれていまう。
そういう場合は穴の空いた5円玉や50円玉を敷いて、袋ナットの半球状の方を下向きにして穴に引っ掛けるようにすると良い。
発見!低音をコントロールするカラーボックスの使い方
オーディオのイロハを知らないころは、カラーボックスをスピーカースタンド代わりに使っていたことがある。
カラーボックスは流石に不安だし強度も不足し、スピーカースタンドとしてそのまま使うことはあまりお勧めしない。
そこで、上で話したようにコンクリートブロックを組み合わせてスピーカースタンドにしたので、カラーボックスが余ってしまった。
使っていたカラーボックスは、コーナータイプのもので、何か再利用出来ないものか?と考え色々実験した末に、スピーカーの低音改善に効果がある使い方を発見した。
詳しくは👇の記事に記しているので興味のある方は見てみてほしい。
かなりの音質改善の効果があったことを記憶している。
意外と高音質!スピーカーの吸音材に「ろ過マット」がお得!
スピーカーの吸音材はスピーカーを自作する方にしかあまり縁がないと思うが、魚の水槽用のろ過マットが安くて意外と使える。
少量なものから大判のものなものまであり、必要分だけ購入できる。
スピーカーの吸音材はグラスウールが定番だった。
個人的にはウール素材が良いと思うが、ろ過マットを使って音質を損ねた印象は無い。
吸音材も入れれば良いと言うものではなく、厚みや貼る位置や貼り方によるほうが音質の変化が明確になる。
吸音材は適材適所というより適量適所という感じがする。
〜最後に〜
高校時代の私にとってホームセンターや東急ハンズは、オーディオアクセサリーの宝箱のようなものだった。
若いころからお金がないならないなりに試行錯誤して工夫凝らしてきた。
今でもこのような体験が人生に役立っていると思うことがしばしばある。
オーディオに限らずひとは制約のあるなかで新しいアイデアを生み出す
無いからといってあきらめず、試行錯誤を楽しみたいものである。
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2020年10月31日更新
2020年2月22日 投稿