スピーカーケーブルを交換すると音質が変わる。
それは2chのピュアオーディオに限ったことではない。
AVサラウンドシステムのスピーカーに対しても効果がある。
今回はリビングのAVサラウンドシステムに使っている自作のスピーカーのケーブルを交換してみた。
結果は上々!
1.5m程のケーブルでこんなに音が良くなるとは思わなかった!
【もくじ】
ベルデン8460とAET F125の音質比較【サラウンドの効果】
AVシステムのスピーカーブル交換でサラウンド効果アップを狙う!
気分転換にリビングのサラウンドシステムのスピーカーケーブルを交換してみた。
スピーカーはオーディオ評論家の長岡鉄男氏設計 3本マトリックススピーカーのMX-20AVという、8cmフルレンジスピーカーが3本 薄型エンクロージャーに取り付けられたもの。
この薄型スピーカーはテレビとテレビ台の間に挟んで使うというもの。
本来MX-20AVは普通のステレオプリメインアンプ だけでサラウンド再生するという設計のスピーカーだが、現在私のシステムにはマランツのAVを導入し、6.1ch ドルビー サラウンドの3チャンネル分、すなわち左chとセンターと右chスピーカーとして使用している。
ちなみに左右のサラウンドスピーカーも自作の超トールボーイスピーカー。
バックスピーカーは、フォステクス の超ハイコスパのエンクロージャーP800-Eの1台に8cmフルレンジユニットをいれてデジタルサラウンドを再生している。
スピーカーケーブルはベルデン8460 をMX-20AVのそれぞれ3本のユニットの端子に直付けしている。
サイドスピーカーにはベルデン8470を使い、バックスピーカーにはカナレ の4s6 を使用している。
リビングのAVシステムは、家族がそれぞれ好きな映画やドラマ、歌番組にバラエティやニュースなどを観ているが、ベルデン8460 と8470で妻や娘からは音に対する不満は出ていない。
私としてはデジタルサラウンド再生で、サラウンドスピーカーとメインスピーカーの繋がりがもう少し良くならないか?と思う程度で、聴いていて特にストレスを感じることはなかった。
しかし、同じリビングのチェストの上に設置しているPCオーディオのスピーカーケーブルをAETのF125に交換した時の響きの良さがインパクトとして残っており、いつかAVシステムにもこのケーブルを導入してみたいと思いつつ、3つのユニットを外してハンダ付けをやり直し、アンプ側もバナナプラグも付け直す事を思うとなかなか思い腰がなかなか動かない。
今日やろうと思っても妻か娘がテレビを占領している。
しかし、今年の盆休みはコロナの影響で実家に帰らない事にした。
時間はたっぷりある。
今しかない!と思い、家族が寝室に行ったあと一人で夜中にせっせとスピーカーケーブルの交換作業を行った。
作業が終わったのは真夜中なのでサラウンドでガンガンに鳴らす事が出来ない。
私が夜明け前に寝に入る事になり、入れ替わるように起きる家族がテレビを観てくれるので初期のエージングは私が起きる頃にはある程度は進んでいるはずだ。
ホラー映画のドルビーサラウンドで効果を実感!
私が起きると妻や娘はNetflixで映画を観て「キャー!キャー!」と叫んでいた。
その映画は【イット🤡】というホラー映画だった。
娘は映画を観る時には、自分でサブウーファーのスイッチを入れる。
この習慣は、私がそのように娘にしつけたようだ。
それはさておき、私も座って途中からだが映画を観る事とした。
あのピエロ🤡の姿がなかなか出てこないが、ピエロの気配を感じさせるシーンが要所要所にある。
そのピエロの気配感が怖さを引き立てる。
しばらくすると、ピエロが近寄ってくるのが音でわかる。
気配感はサラウンド効果の見せどころ(聴きどころ)!!
恐怖のサラウンド効果に、妻と娘の「キャー!キャー!」と叫ぶ。
響きの滞空時間に差をつける
普段はリビングではテレビ番組が再生されているが、ニュースを観てもバラエティや歌番組を観ていて音量を上げても、音が耳につく事はなくなっている事に気づかされる。
しかし、ベルデン8460と8470が特別劣っていたとも思えない。
ベルデンも普段は、サブウーファー無しでもしっかりと低音が出ていたし、ニュースなどのアナウンサーの声も大音量でなければ不自然さは無かった。
ただし、サラウンド再生になるとAETのスピーカーケーブルが本領を発揮したのか?
響きの滞空時間が長くサラウンドの効果が増し増しになってくる。
なおサラウンドバックのスピーカーには、用意したAETのケーブルが足りなかったので、カナレのスピーカーケーブル4s6 のままだ。
特に違和感はない。
カナレのケーブルは本当に癖が無く足を引っ張ることも無い。
寝室の4.5chサラウンドのAVシステムのサラウンドスピーカーにもカナレ4s6 を長く引き回しているが音質面で足を引っ張っている感じはしない。
AVシステムは音よりも画像の支配力が大きく、慣れてしまえば音は気にならい。
しかし今回、実際にスピーカーケーブルをベルデン8460からAETのF125に交換するとその効果はサラウンド再生においてプラスになることを十分感じられた。
何より家族がドルビーサラウンドでホラー映画🤡を観て、キャーキャー!😱と叫んでいるの姿を見るているだけで喜びだったりする。😊
今回のAVサラウンドシステムのスピーカーケーブル交換は大成功だった!
サラウンドシステムのスピーカーケーブル交換は長さと本数が多いので大変だったけれど、映画にとって音質向上のメリットは想像以上に大きい!
HDMI接続の音質も悩ましい、、、、、?
2020年9月19日