賢く買い換えよう!
この人一筋と思える出会いは大変幸せな事だと思うが人生なかなかそうは行かない。
一目惚れしてうまくいくケースもあれば、紹介されて意気投合する場合もある。
はじめは乗り気では無かったが、時間を経るうちにだんだん良さがわかってくる場合もある。
高嶺の花で永遠に憧れで終わる場合もあるだろう。
オーディオについても似たような感覚もあり自分の理想のスピーカーなどに出会える方は幸せ者だと思う。
一生懸命アルバイトして貯めたお金でやっと買えたスピーカーが一生ものになれば良いのだが時間とともに飽きてきたり、使いこなしができず理想の音に近づけなかったり、こんなはずじゃなかったのにと思うこともある。
私もオーディオ機器を買う場合は無理をして買ったり、妥協して買ったり、人の(店員など)意見を鵜呑みにして買ったりと失敗もしてきた。
結婚相手と違いオーディオは音楽を聞くための単なる装置である。
買ってすぐ手放したからと言って訴えられたり、復讐されたりはしない。
私は「オーディオとJAZZは進化をし続ける生涯の趣味」と自己紹介でも記載しているが新しいものを取り入れる、または買い換えることも進化というものである。
若い頃、自分の好きなオーディオ評論家のレビューをみてこのCDプレイヤーしか無いと思い一生懸命お金を貯めてようやく手に入れたが、いざ自分のシステムに組み入れ鳴らしてみると全然評論家の記事とちがったという経験があった。
コンセントの極性を変えてみたり、スピーカーケーブルをもっと太いものにしたりと色々苦戦したが求めていたものとは180度違ったことがわかった。
私は早い段階で見切りをつけ以前からオーディオを揃えたいという友人に購入額の半額で譲ることとした。
それから今度は失敗しまいとメーカーの音の傾向を調べるところから見直し、オーディオショップで色々と比較視聴し今度は自分を信じて購入した。
家に持ち帰ってそのCDプレイヤーをアンプにつなぎ再生してみると(2時間ぐらい鳴らしっぱなしで別の部屋にいてエージング中の音は聞かない。)満足のいくものだった。
オーディオ評論家のレビューでジャズ向き・ロック向き・クラッシック向きなどの評論が書かれている場合これは読者に伝える表現の一つに過ぎず、ジャズもメロウなものからハードなものまで多種多様あり録音の年代やレーベルによっても音が異なる。
私のCDプレイヤーの交換は余計なお金を払うことになったが、幸い満足できるものに更に買い替えることができて良かったし、友人も安く買えたので喜んでくれていた。
あくまでも私の経験に沿ったものだが、
買い替えのポイントまとめ
<ポイント>
①なぜ今の機器に不満なのか?何が足らないのか?を認識する。
②自分の理想とする音は何なのか?を明確にする。
③評論家の批評を鵜呑みにしないで参考程度にする。
④通販サイトなどのレビューについても鵜呑みにせずに参考程度にする。
⑤海外のサイトのレビューも参考にしてみる。(グーグル翻訳アプリなどで翻訳してみる。)
⑥ケーブルやセッティングをできる範囲で見直してみる。
⑦今の機器が故障の場合、修理費をメーカーに確認してみる。
(修理すると音質が蘇る場合がある。)
⑧デザインも重視する。(本当に所有の喜びが感じられるものなのか?)
⑨メーカーや販売店でなく個人のSNSやブログなどの消費者の意見を参考にする。(今の時代こちらのほうが信憑性がたかいかも?)
⑩オーディオも金額の大小はあれど資産の一つなので売るときのことを考えて購入するのも一つの方法だ。フリマやオークションで高値で売れているものやメーカーを選択しておけば次回の買い替えのときの軍資金となる。
⑫欲しくもなかったのに、セールなど安いだけを理由に買わないこと。
⑬最後に最重要ポイントとして、実機を視聴すること。(できるだけ色々な環境やショップで実際に聴いて触ること。)
上記を実践してみて、まだ納得できなければ買い換えない(見送る)ことも選択肢の一つであることを付け加えておこう。
サラリーマンの皆さん!
血と汗と涙とストレスで稼いだお金は大事に使いましょう!
2019年12月9日